二又里恵(ふたまた りえ)
福岡県で日本初の"行動援護"に関するフォーラムの開催を目指す「行動援護フォーラム実行委員会」です。行動援護とは、知的・精神・発達障がい等により、ひとりで行動することが難しい方に提供される福祉サービスです。私たちは、この行動援護というサービスをより多くの方に知っていただき、必要としている方へ届ける環境をつくるきっかけをつくるために、フォーラムを開催したいと考えています。
■行動援護が抱える課題
・支援者のなり手が少なく、支援を必要としている人に届いていない
・魅力的な報酬制度になっておらず、事業者の優先度が低い(準備に時間がかかるがそこには報酬が発生しない)
■フォーラムの開催で実現したいこと
・当事者やそのご家族、現場の支援者や福祉事業の経営者など、様々な立場や目線から行動援護の魅力や価値と課題を明らかにする
応援よろしくお願いいたします!
ストーリー
行動援護フォーラム開催のご報告(2023/03/13追記)
皆様のおかげで行動援護フォーラムは大盛況のもと、無事に終えることができました!
本当に感謝致します。
取り急ぎ感謝の言葉をお伝えしたくご報告させて頂きましたが、後ほどきちんとお礼させていただきます。会場の参加者の皆さん、オンライン参加の皆さん全員で作り上げた雰囲気はとても暖かく前向きなものでした。
フォーラムは終わりましたが、これが始まりです!これからも私たちの活動は楽しくを軸に行っていきますのでどうぞよろしくお願いします!
セカンドゴール達成の御礼(2023/02/28追記)
日本中の皆さまより大変多くのご支援を頂いた結果、ファーストゴールに続きましてセカンドゴールも達成することができました。皆さまへ思いが届いていることを実感していますが、それ以上に同じ思いを持った方が多くいることを嬉しく思っています。
いよいよ行動援護フォーラムは今週末となりました。先にある「やさしいまちをつくる」ための物語がここから始まります!主役は当事者の方と支援者の方、そして登場人物は保護者の方、ご支援いただいた方、協力してくださった方、地域の方、これから仲間となってくださる方と実行委員会です(^^)/
最後に、皆さまへ
本当にありがとうございます!そしてこれからも、私たちの「やさしいまちをつくる」に向けた物語を見守っていただけると嬉しいです!引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
行動援護フォーラム実行委員長 金子誠司
ファーストゴール達成の御礼と100万円のセカンドゴール挑戦について(2023/02/08追記)
行動援護フォーラム実行委員長の金子誠司です。
皆様のご支援のおかげでスタートから約2週間でファーストゴールを達成することができました。私たちの思いや活動が皆さまに届いたように感じ、とても嬉しく思っています。
既にフォーラムにも、全国各地(北は青森、関東、関西など)から50人超える方々からお申し込みをいただいております。今回のフォーラムを成功させること、そしてその先の「やさしいまちを創る」ことが私たちができる最大のリターンだと思います。私たちは「できる」と思っています。そんな「仲間」がいます。
フォーラムの開催に向けて、クラウドファンディングと並行して協賛金を募っていましたが現在30%の進捗となっています。そのため、クラウドファンディングでは残り期間で100万円のセカンドゴールに挑戦させていただきたいと思っております。(協賛金も引き続き募集していきます)
フォーラムを通じて、行動援護が必要な方へ支援が届くきっかけを作るために、どうか皆さまも引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
福岡県で日本初の行動援護に関するフォーラムの開催を目指す『行動援護フォーラム実行委員会』
私たちは、重い知的障害のある人が、ヘルパーの支援を受けることで自分らしい楽しみとしての外出が豊かになり、彼らがたくさんの人と出会いふれあう場を増やすことで、障害のある人もない人もすべての人にやさしいまちを作ることを目指して活動している団体です。
皆さんにとっての「外出」とは、どんなものですか?
「行動援護」という福祉サービスの名前を聞いたことがありますか?
「行動障がい(Challenging Behavior)」という言葉を聞いたことがありますか?
そのサービスを利用している人や支援している人のことを知っていますか?
このことを皆さんに知ってほしくて、支援者の繋がりを作りたくて、そして障がいを持った人が、住み慣れた地域で「楽しみのある生活」ができるように働きかけるフォーラムを、2023年3月5日(日)に福岡県久留米市にあるホテルニュープラザ久留米にて開催します。
フォーラムの目的は 2 つです。
1つ目は「どんな障がいを持っていても生活の軸となるような楽しいことや嬉しいことは必要です。それ触れ続けることができるように行動援護のような公的な福祉サービス制度を含む環境整備を目指したい」
2つ目は「行動援護サービスや行動障がいの人たちを支援する人がもっと働きやすい環境を作りたい、そして、障がいを持つ人の生活や、利用しているサービス等のことを知り、支援の必要な人たちに対して、みんなが自然と手を差し伸べることのできるような街にしたい」
その為にも多くの皆さんに知ってほしく、また多くの支援者の仲間がほしく、そのきっかけ作りの1段階目として今回のフォーラム開催への運びとなります。
「行動援護とは?」「行動障がいとは?」〜私たちが向き合っていること〜
■行動援護って??
知的・精神・発達障がい等により、ひとりで行動することが難しい方に提供される福祉サービスです。
専門的な知識を持ったヘルパーが、行動に伴う困難が発生する原因や適切な対応を検討し、危険を回避するための援助や外出時の移動に必要な介護などを計画的に行います。
行動することに困難を抱える方の生活を支える柱であり、地域で生き生きと活動し、暮らしていくために必要な支援のひとつです。
■行動障がいって??
行動障害(こうどうしょうがい:英語 Emotional and behavioral disorders,EBD)とは、主に認知症患者や知的障害者が併発させる、飛び出しを含む自傷行動、殴打や噛みつき、物壊、異食、多動、何時間もの号泣や大声、弄便など不潔行為など周囲の者の生活に危害を及ぼす行動等をする他害、特定のモノや習慣に異常な執着などを示す障害。感情・行動障害とも言われる。
これらの行動が著しく高い頻度と強度で生じており、処方を行なっても改善が見られず、知的障害者施設・家庭養育も困難なモノを強度行動障害と言われる。強度行動障害は特に、中学生となった思春期の頃に自閉スペクトラム症(ASD。自閉症、アスペルガー症候群)を伴う重知的障害者が併発する傾向がある。(Wikipedia より引用)
みなさんの楽しみって何ですか?楽しみがあると嫌なことも乗り越えられる!(^^)
外出して「好きなジュースが飲める」「好きな電車に乗れる」「本屋さんで好きな車の本を読める」「コンビニで好きなパンが買える」「好きな支援者さんと一緒に居れる」ことが嬉しい。それがあるだけで、いろんなことを頑張れる。
これらは、みなさんにとって当たり前に日常の中にあることなのかもしれません。しかし、行動障がいを持った人たちには、そんな当たり前なことが大きな「楽しみ」となり生活の軸となっているのです。障がいを持ったが故にある逃げ場や解決方法のない「生きづらさ」の中で生活しており、嫌なことや不安なことも多い中、その「楽しみ」を軸として生きているのです。
現状の課題
■支援者のなり手が少なく、支援を必要としている人に届いていない
もともと行動援護サービスは、少数に向けてのサービスであるため(強度行動障害があると利用できるため)、サービス提供できる事業所や専門的な支援者が少なく、供給量が足りていない状況です。それに加えて、処遇や業務負担等の理由も重なり支援者が辞めていっている現状もあります。
これらは、他の福祉サービスと比較しても認知度は低いが一つの要因で、起こっていると考えています。当団体の代表も介護保険分野で働いているときは知りませんでした。一般の方は知らない方がほとんど。そのため、サービスを利用する側も知らない方がいるかもしれない。事業所も増えない。支援者も増えない、辞める等のマイナススパイラルがあると考えています。
これらを解決するために、「行動援護」というサービスや、このサービスを利用し、生活の中で楽しみや出会いが届いている人がいることを知ってほしいと思っています。そして、その魅力を伝え、今いる支援者の繋がりを強化し、新しい支援者を増やしていきたいです。結果的にサービス供給量を安定させ、必要としている人に届けていきたいです。
■魅力的な報酬制度になっておらず、事業者の優先度が低い(準備に時間がかかるがそこには報酬が発生しない)
行動援護サービスは、国で定められた単価表に基づいて提供されます。※単位数に×10円したものが金額です。(https://drive.google.com/file/d/15GKYQ66LwKlQxAv-hX4i1iTVfyLzbkko/view?usp=share_link)
専門的な資格を持った人がサービス提供責任者の作る個別支援計画書に基づきサービスを提供します。そして個別支援計画書は半年ごとに更新し、その都度モニタリングを行い改善を繰り返します。他の外出系サービスの単位より高い一方で、準備工数やサービス時に求められる知識やスキルは他のサービスとは比較になりません。サービス提供者側の負担もかなり大きいです。
加えて、行動援護サービスを届けるための事前準備には報酬が発生しない状況です。(事前準備にかかる時間を考慮した報酬制度になっていない)そのため、他の生活を支えるようなサービスが優先されています。(行動援護<食事、排泄、入浴)
今後は、報酬の改善や事業の安定運営ができる環境が求められています。加えて、この仕事の魅力を周知していくことも必要だと考えています。
行動援護の魅力と課題を明らかにするために!〜第1回行動援護フォーラムを開催したい〜
上記のような内容で開催を予定しています。
■行動援護の魅力や価値を明らかにする
私たちは行動援護の魅力や価値を、障がい等で一人で移動するのが難しい方の「生活の軸」を作ることだと考えています。事実として、行動援護サービスによる「外出」が本人たちの楽しみとなっていて、それが「生活の軸」となっています。また、それを支えている支援者の知識や技術だけではなく、その考え方や人間性をもっと多くの方に知ってもらいたいです。
フォーラムの前半には、行動援護の魅力や価値に関する講演があります。そこで、実際に支援に携わっている方の生の声を届けることで、魅力や価値を参加者の皆様と再確認していきたいです。
■行動援護の課題を明らかにする
先述したように、「支援者のなり手が少なく、支援を必要としている人に届いていない」「魅力的な報酬制度になっておらず、事業者の優先度が低い」ことが課題だと考えています。
フォーラムの後半には、行動援護の現状や課題、今後にむけたスピーチやシンポジウムを行います。当事者の保護者や現場の支援者、事業所の経営者など様々な立場からの課題を議論する場としていきたいと考えています。
フォーラムをきっかけに、今後行なっていきたい取り組み
■フォーラムの参加者へのインタビュー記事の発信/インタビュー記事をまとめた実態調査
フォーラムの参加者へのインタビュー記事の発信を行っていきたいと考えています。フォーラム内でも様々な立場から、行動援護の魅力・価値や課題についてお話ししていただきますが、さらに多くの関係者の声を発信していきたいと考えています。
直近では『note』というメディアプラットフォームを活用していく予定です。実行委員会の活動地域で活動する方を中心に、当事者やそのご家族、現場の支援者や福祉事業の経営者など、様々な立場で感じていることを伺っていきたいと思います。
取材を積み上げていくことで、最終的には「実態調査」のようなかたちで皆様の声をまとめていきたいと考えています。
■行動援護DAYや行動援護カラーの策定を通じた啓発活動
「行動援護」のことを広く知っていただくために、DAYの策定やカラーの策定を考えています。カラーに関してはブルーのラバーバンドを作成し販売を行い、ブルー=行動援護と認識してもらえるようにしたいです。他にもブルーのTシャツを作成し事業所の枠を超えて支援者に着てもらい「あの人たちは今、行動援護サービス中なんだね」と自然と認識してもらえることを目指しています。
それと似たように、頻度はまだ決まっていませんが、行動援護DAYはみんなでブルーを着て外出したりして街をブルーで染めることができたらと考えています。また、ブルーを着ている人を見かけたら自然と声をかけたりできるような街になっていけば嬉しいです。
■支援者への研修・繋がりづくり
□私たちの活動地域の行動援護に関する研修
研修については、下記のようなステップで実施していきたいと考えています。
まず、最初のステップとして地域特性を考慮し、既存の地域研修やイベントに浸透する。例えば、柳川でいうなら、福祉大会や人権のつどいなどに参画し、周知活動の機会をつくる。その中で、行動援護(福祉サービス)を少しずつ浸透させ、
その後に業界関係者、一般市民等ターゲットを明確に、各カテゴリーに分け、小規模での合理的配慮を含めた研修ができたらと思います。(※合理的配慮とは、障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合、過度な負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のこと)
□私たちが作りたい支援者同士の繋がり、家族と支援者や、関係機関との繋がり
私は各地域で交流(繋がり)の機会を演出できたらと思います。まずは、交流(懇親)に重きを置き、利用者(ご家族)、支援者、行政。各グループと、全体とそれぞれの交流の機会(小規模)を企画できたらと思います。
可能であれば各地域のお店を活用し、地域の経済活動にも貢献しながら、地域の事業者さんにも行動援護サービスについて知っていただけたらと思います。その土地の美味しいものを皆さんと、あーだこーだ言いながら食べれたら最高です!
こういった繋がり通して、失敗例も成功例もなんでも共有できる仲間をつくれるようなコミュニティーを作り、より良い行動援護サービスが必要としている方へ届けていくようにしたいです。
フォーラムのイメージソング
代表の想い『「きっかけ」を作りたい「変えたい」。 とても「難しい」こと、だから皆さんのチカラが必要です。みんなが楽しく笑える地域や社会を創るために応援よろしくお願いします!』
行動援護フォーラム実行委員長の金子誠司です!まず、私の自己紹介をさせていただきたいと思います。福岡県柳川生まれの音楽と自然遊びが好きな41歳です!
以前は介護保険分野にて介護老人保健施設の入所フロアの管理をしていました。その後、障がい福祉分野にて居宅介護サービスの中で行動援護に携わっていました。そして現在は障がい福祉サービスの就労移行支援分野にて働いています。早いもので合計で23年目に入ろうとしています。
介護と障がい福祉の両方を見てきて、それぞれの良い点や課題等も見えてきました。
私たちは「きっかけ」を作りたい 「変えたい」 。とても「難しい」こと、だから皆さんのチカラが必要です。みんなが楽しく笑える地域や社会を創るために活動してみませんか? そんな笑顔を、私たちの周りの人からみなさんの周りの人にも、そしてもっと。
障がいを持った人が幸せと思えるように。障がいを持った子供がいる親が幸せと思えるように。
親、専門職や関係機関、行政等だけではなく、地域のみんなでそれぞれの「笑顔」や「幸せ」を支えられる社会を創りたい。「これが、私たちの活動理由です」
寄付金の使途
行動援護フォーラムの開催にあたり、150万円程度の費用がかかる見込みです。
・会場費
・登壇者への謝金、交通費
・ライブ配信のため、音響・映像関係費用
・ポスター、チラシ印刷代
そのうちの60万円程度をクラウドファンディングにて寄付をいただきたいと思っています。
90万円は協賛金などで賄う予定です。
サポートファンディング
このキャンペーンの目標金額の達成をサポートするために、応援したい人が自ら寄付を集めるキャンペーンのことです。
松尾博子・和弥
中村幸子
金子誠司
橋爪大輔
田中剛
藤井誠
河野
PARS 井上
藤井睦
寄付集めをサポートしてみませんか?
サポートファンディングとは、クラウドファンディングの目標達成をサポートするために、自ら寄付キャンペーンを立ち上げて寄付を呼びかけることができる機能です。目標金額を設定して自ら寄付を集めることで今までよりももっと団体の力になることができます。
大きくない金額でもみんなですれば大きなサポートです。ぜひ以下のボタンからサポートファンディングを始めましょう!
御礼・報告・特典
5,000円
■実行委員会からのお礼メッセージ
■フォーラム内でお名前のご紹介
■フォーラムの要点まとめ議事録のご送付
■フォーラム参加者を中心に取材するnote記事のまとめ/実態調査の速報版のご送付
御礼・報告・特典
10,000円
■実行委員会からのお礼メッセージ
■フォーラム内でお名前のご紹介
■フォーラムの要点まとめ議事録のご送付
■フォーラム参加者を中心に取材するnote記事のまとめ/実態調査の速報版のご送付
■次回行動援護フォラーム(2024〜2025年を予定)の方向性や内容を議論する会議体にご招待
御礼・報告・特典
30,000円
■実行委員会からのお礼メッセージ
■フォーラム内でお名前のご紹介
■フォーラムの要点まとめ議事録のご送付
■フォーラム参加者を中心に取材するnote記事のまとめ/実態調査の速報版のご送付
■次回行動援護フォラーム(2024〜2025年を予定)の方向性や内容を議論する会議体にご招待
御礼・報告・特典
50,000円
■実行委員会からのお礼メッセージ
■フォーラム内でお名前のご紹介
■フォーラムの要点まとめ議事録のご送付
■フォーラム参加者を中心に取材するnote記事のまとめ/実態調査の速報版のご送付
■次回行動援護フォラーム(2024〜2025年を予定)の方向性や内容を議論する会議体にご招待
御礼・報告・特典
100,000円
■実行委員会からのお礼メッセージ
■フォーラム内でお名前のご紹介
■フォーラムの要点まとめ議事録のご送付
■フォーラム参加者を中心に取材するnote記事のまとめ/実態調査の速報版のご送付
■次回行動援護フォラーム(2024〜2025年を予定)の方向性や内容を議論する会議体にご招待