私たちの取り組む課題
自然環境と生活文化の豊かな里山の環境を活かして「遊びのある居場所」づくりをしています
★現在行っている主な活動【茅ケ崎里山プレイパーク】
★これから始める活動【移動式プレイパーク/青空寺子屋/子育て広場/ 不登校・発達凸凹のある子どもと親の会など】
(1)みんなをつなぐ遊びと居場所事業
子どもが思い切り遊ぶことを通して、自主性や社会性を身に付け、豊かに成長していくことを支えていくプレイパークや居場所を運営します。年代を超えて遊ぶことを通じて、地域のみんなで子どもたちを健全に育てる安心できる「子育ての拠点」と「地域のコミュニケーション」が生まれ、地域の中のみんなの居場所をつくります。
(2)みんなの学び場事業
安心して学び続ける環境と生涯学習の文化をつくるために、多様な学び方をみんなで考え、提案・実現していきます。ここでつくる「学び場」は大人も子どもも共に学び合うことを大切に作ります。
(3)みんなの暮らしとまちづくり事業
安心した暮らしのために必要な未来の世代に繋ぐ持続可能な暮らし方とまちづくりをみんなで考え、提案・実現していきます。
(4)みんなで子育て事業
孤独や不安を感じることなく、つながりと育ち合いのある安心してあたたかな子育てができる環境をみんなでつくります。
(5)子どもアドボケイト事業
子どもの権利条約に基づき、大人が子どもの声を聴くための環境づくりと、子ども自身が自分の意見を表明できる力を育てます。
私たちが目指す「居場所」の姿
◎みんなにとって居心地がいい居場所
◎あたたかなまなざしを持つ大人(世話人、プレイリーダー、教員など)がゆったり見守りの存在でいて、気軽に気楽に子どもだけでも大人だけも親子でも、ふらっと立ち寄って、ほっとできる「誰でもどうぞ」の遊びのある地域の居場所。
◎地域の人たちも一緒に場づくりに参加することで多様な人や多世代との交流のある居場所
私たちが大切にする「遊び」の在り方
◎禁止事項をなるべくなくす→自由に遊べる空間を作る
◎自由に自分で考え作り出す遊べる→創造性を育てる
◎多様&多世代な人と人をつなぐ遊び→遊びを通じた様々な人との交流
◎遊びと学びの垣根をなくすこと→「遊ぶは学び」という社会意識をつくる(プレイワーカーと教育者の連携)
◎大人も遊ぶ地域文化をつくる→大人も生きやすくなる
◎地域の特性や季節、地域の方の様々な特技や活動を活かす→地域を元気に!!
◎どこでもだれでも遊んで学べる地域文化をつくること→移動式プレイパークをはじめます
取り組んでいる課題
1 住宅同士が離れているため、遊び場・集う場・人と出会う場が少ない
里山地域では、住宅同士が離れているという地域の特殊性に加え、コロナ禍の暮らしの影響で、多様な人が出会い、集う場が少なくなりました。各地域の公園や様々な人が集まりやすい拠点にプレイパークや青空寺子屋など「みんなの居場所」を作ることで多世代、多様な人が出会い、集い育ち合いと学び合い、共に暮らす場ができます。
2 子どもたち・子育て世代・高齢者の孤独
プレイパークを開催し、遊びの力で多世代、多様な人を自然につなぎ、地域の繋がりを作ります。
3 高齢化とコロナによる活動制限により地域活動が減少&世代交代がうまくいっていない
活動を新たにみんなでつくることで地域でこれまでに行われていた活動を若い世代が引き継ぎ、高齢者も活動に無理なく関わり続けることができます。
4 昔から里山地域に住んでいる住人の高齢化・後継者不足・暮らしの変化により、魅力的な里山の資源を活用が難しくなってきている
この地域には里山での暮らしと子育てをしたくて移住してくる子育て世代、新規就農する若者、里山に遊びや学びに遠方からでも来る人がたくさんいます。その新しい地域文化の担い手たちと昔から住む地元の人をつなぐことで自然も人も活かされ、地域が元気になります。
なぜこの課題に取り組むか
地域のみんなと作っていきたい「あったらいいな」
今、活動の主体になっているのは地域で子育てしたり仕事をしたりしながら暮らすふつうの母たちです。
コロナ禍で第一子を出産したり、コロナの感染対策で規制の多い社会や学校になじめず子どもが不登校になるなど、暮らしの当事者としてここ数年で感じた「あったらいいな」が共通していたことが、私たちが地域でのこの活動をスタートするきっかけとなりました。
今もこの地域に暮らしているみんなが思う「あったらいいな」を一緒に作っていく地域の輪を作るためにと子どもたちも共に活動しています。
あったらいいな1「みんなを支える地域の繋がり」
◎未就園児の幼い子を育てる親と子の育ち合いの場
コロナ禍の暮らしや様々な社会の流れもあり、子育てに孤独を感じている人が増えています。特に今0‐3歳くらいの子どもたちを育てる親からはコロナ渦の子育てからスタートしたため、仲間や地域とのつながりがないままの子育てに今も寂しさや不安を感じているという声が聞かれます。里山の豊かな自然の中でのびのび育つ子どもたちを見守り、子育てする親や家族を支える地域のあたたかな輪をつくりたいと思います。
◎コロナ禍の暮らしで失われた多様&多世代のつながりを取り戻す交流の場
あそびを通じて多世代や多様な人が関わることができます。
多様な人がつながることでの価値観の広がりや豊かさをみんなが感じられる場にしたいと思っています。茅ケ崎里山プレイパークを開催している県立公園の近隣には長年活躍され地域を盛り上げていたボランティアの方々がいるのですが、コロナと高齢化をきっかけに皆さん活動を引退されていると公園の方から聞いています。そんな地域で暮らすおじいちゃんやおばあちゃんたちにも居場所づくりに今後関わってもらえるように働きかけていきます。
◎子どもたちが安心してどこでも学べる地域社会づくり
私たちは子どもたちが家庭の経済状況や学校に行っている・行っていないに関係なく、子どもたちが安心して、本人の希望する学びを選べる社会であってほしいと考えています。
また、その子供たちを支える親や家族も居場所や仲間とつながることで安心した子育てができる環境をつくれたらと考えています。
子育てには親や家族、学校だけでなく、地域の多様な人との関わりが必要です。子どもたちの多様な育ちへの地域の理解があって子どもたちは安心してその子らしく育ち、過ごすことができます。
※茅ケ崎里山プレイパークの初回は8月31日の茅ケ崎市内の小中学校の夏休み明けの日、2回目は10月8日の茅ヶ崎市内の小中学校秋休み最終日としました。(2023年夏、全国の夏休み明けの子どもたちの自死を防ぐための居場所活動「#学校ムリならここあるよ」キャンペーンにも参加。キャンペーンのHPにも掲載されています。参照:https://cocoaru.org/ibasyo/2023_ibasyo_075/)
◎暮らしに関する地域の情報交換ができる集まり
「子どもと遊ぶのにこんな素敵な場所があるよ!」
「介護を共に支えてくれるこんな地域の活動があるよ!」
「野菜の直売所ってどこにあるの?」
「家でもう使わないけれどもったいない!誰かいりませんか?」
など、他愛のないご近所さんとの会話やちょっとした井戸端会議には、暮らしを豊かにするちょっとしたヒントがたくさんありますよね。そんな暮らしの情報交換ができる集まりにできたらいいなと思っています。
あったらいいな2「みんなが集まってのびのび過ごせる遊び場」
◎里山地域で子どもたちが集まれる遊び場を育てる
里山地域には小さな公園が近所にない地域も多いことと、一見空き地に見えても私有地が多く子どもたちが勝手に自由に遊ぶことはできないため、子どもたちが遊び場や集まる場所を見つけづらいという課題があります。学校は自然豊かで校庭も広く恵まれた環境ですが、学区が広いため、家から学校までの距離が遠くて学校に放課後遊びに来ることが難しい子どもたちも多いのが現状です。
プレイワーカー(遊び場づくりの専門家)と共に行う「茅ヶ崎里山プレイパーク」やほかの地域の拠点になる施設や空き地への「移動式プレイパーク」という遊び場活動を通じて、放課後の居場所や子どもたちの集う遊び場を育てていけたらと考えています。
◎子どもたちの「やってみたい」を大切にした自由な遊び場
あたたかなまなざしで子どもたちの育ちを見守る大人(プレイワーカーなど)の目がある中で過ごすことで、子どもたちそれぞれの「やってみたい」気持ちを大切にした遊びの空間をつくることができます。
私たちは、禁止事項をなるべく少なくして、「子どもが主体的に自由に遊ぶこと」は、楽しいだけでなく失敗や試行錯誤を自ら経験し、身体や心、人間関係、知性、創造性など全人的な育ちにつながり、自分の人生を自分で手作りする土台を築く大切な経験だと考えています。
私たちは、「遊びのある居場所」を作ることで、
これからの未来を担う世代が、地域の人と共に、安心して、遊び・学び・暮らすことができることを目指して活動しています。
~できるときに、できるひとが、できることを~
みんなで「大人も子どもも幸せに生きられる地域社会」をつくるために、
今それぞれができることを少しずつ持ち寄りながら運営していけたらと模索しています。
みんながその「輪」があることで安心して生きられる。
みんなの居場所や学び場づくりを今できることで支えていただけたら嬉しいです。
寄付金の使い道
わたしたちが行っている事業(★は2024年4月に開始予定の新規事業です)
◎茅ヶ崎里山プレイパーク
◎移動式プレイパーク(★)
◎子育てひろば「のびのび」(★)
◎青空寺子屋(★)
◎遊ぶように学ぼう研究会
◎暮らしのたすけあいネットワーク
多様な人たちが対話をしながら学び合いをするお話会/勉強会/自主上映会
上記のような事業を進めていくために必要な以下の目的でいただいたご寄付を使わせていただきます。
1 事業運営費
・資材の購入
・広報費(チラシの印刷・HP作成など)
・行事保険加入費 など運営にかかる費用に充てさせていただきます。
2 人件費
今後、スタッフがこの活動をやりがいを持ちながら、日々の暮らしとつなげて生活をしていくためには、
人件費の確保が必要ですが、助成金は人件費には使えません。
そのため、以下の事業に必要な有償スタッフを今後はつくっていく予定ですので、
今回みなさまからのご寄付を人件費としても使わせていただきます。
◎遊び場や学び場に関わる子どもたちや地域の人を見守る世話人
◎あそび場づくりの専門家であるプレイワーカー
◎学び場での子どもたちの学習を保障するための学習支援員
◎事業を支える事務要員
3 広報費
活動内容に共感してくれる人や「あったらいいな」をつくりたい仲間たちを集う
・団体ホームページの作成委託費
・団体パンフレットの作成委託費(現在は自前でやっています)
・活動内容に関する広報誌やチラシの作成・印刷費
どうぞよろしくお願いします。