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処方してもらった薬が効かないので他のところに行きたい

2025/2/12 05:36

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 風邪をひいたときや、インフルエンザや新型コロナウイルスに感染したとわかったとき、日本では抗生物質や抗ウイルス薬を処方されることはほとんどありません。風邪はほとんどがウイルス感染症なので抗生物質は効果がありませんし、抗ウイルス薬は重症化のおそれが低い普段健康な大人にはほとんど処方されることはありません。抗インフルエンザ薬でも、たとえば3日間続くであろう発熱期間を1日減らすことができる程度の効果といわれています。


 代わりに処方されるのは対症療法のための薬で、解熱剤や痰を出す薬などです。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症にかかった場合、最低5日間ほどの登園・登校・出勤停止が推奨されているように、薬を飲んだからといってすぐに治るわけではありません。通常は7日分ほどの薬が処方されると思います。


 薬が効かないからほかの医療機関に行きたいという相談があったとき、よく話を聴くと、数日分の薬をもらっているのにまだ1日分しか薬を飲んでいないということが多くあります。症状がつらい、あるいは旅行中のため早く元気になって行動したい、という気持ちは分かりますが、風邪もインフルエンザも1日では回復しません。ゆっくり休んで、もらった薬を飲み切っても回復しなかったら相談してくださいとお話しします。


 同様に、皮膚科でもらった薬が効かないという相談もあります。皮膚科の治療は根気強く薬を続けないと治らないことが多いです。外国人の方は日本の医療に対する期待が高いようで、1回の薬ですごくよく効くと思われているようです。一度にどくらい使うように説明されたか、薬は何日分なのか、次の診察日はいつかなどを聴き取り、すぐには治らないこと、毎日継続して塗り続けること、次の薬を塗る前に皮膚をやさしく洗うことなどの説明が必要なことがあります。


 次回は日本の検診制度についてです。


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