いい病院を教えてほしい
2025/2/8 15:21

日本人でも、例えば何かの手術が必要になった場合などに、その分野で有名な先生に手術してもらいたい、あの分野では○○病院が知られているなどが気なることはあると思います。ですが、外国人の方が思う「いい病院」はそれとは違うことがあります。
日本の健康保険に加入していて保険診療を受ける場合、どのクリニックに行っても、あるいは病院であっても、同じ治療内容であれば、同じ水準の治療を同じ値段で受けられるようになっています。ですが、このような質問をされる場合、その方の出身国ではクリニックでの診療自体になじみがなく、あやしい民間療法のようなものを施術するところのようなイメージのことがあるようです。このためクリニックを案内すると、このクリニックはパブリック(公立)か、プライベート(民間)でなくパブリックのところを教えてほしい、というような問答になるこがあります。
パブリックかプライベートかといわれたら、クリニック(診療所)はよほどのへき地でない限り、どこもプライベート(民間)です。パブリック(公立)がいいと言われても、近年ではかつて公立病院だったところも民営化されているところが多くなっていますから、パブリック(公立)といえるのかどうかなんともいえず、そもそもパブリック(公立)の医療機関といえば病院になりますから、いきなり病院に行くのは簡単ではないし・・・ということでこちらが頭を悩ませていましたが、結論は、日本のこの健康保険制度が世界の中でもかなり特殊だということです。
だって医療機関の設立者がパブリック(公立)であろうとプライベート(民間)であろうと、国が定めた制度のもとに保険診療であればどこでも同じ公定価格なんて、どういうこと?日本は資本主義の社会だよね??ってなりますよね。
というわけで、日本の健康保険証を持っている外国人の方にこのことを理解してもらうのはときに難航します。外国人の方と話をするときは、そもそもその話の前提についてお互いの認識が合っているか、そこから確認する必要があります。
次回も健康保険制度についてです。
← Back to all activity reports

患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥1,000
みなさまの寄付※によりAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料除く
●感謝のメールをお送りします
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥2,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥3,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥5,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥10,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
●年2回発行するニュースレターにお名前を掲載します(ご不要の場合はメッセージにその旨ご記入ください)
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥30,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
●年2回発行するニュースレターにお名前を掲載します(ご不要の場合はメッセージにその旨ご記入ください)
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥50,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
●年2回発行するニュースレターにお名前を掲載します(ご不要の場合はメッセージにその旨ご記入ください)
患者さんから依頼できる無料の医療通訳サービスを提供できます
¥100,000
みなさまのご寄付※でAMDA国際医療情報センターの活動を継続できます。※決済手数料を除く
●感謝のメールをお送りします
●年2回発行するニュースレターにお名前を掲載します(ご不要の場合はメッセージにその旨ご記入ください)