膀胱炎での受診
2025/2/3 16:33

英語話者の方がよく使う「UTI=Urinary Tract Infection」という単語があります。日本語の直訳は「尿路感染症」ですが、「膀胱炎」といったほうが一般的には理解しやすいかもしれません。
さて、何科で診てもらえるのでしょうか。
確実なのは泌尿器科です。だったら女性の場合は婦人科か産婦人科で診てもらえるのかと思いきや、医療機関によっては診ないこともあるので、問い合わせが必要です。
内科はどうでしょうか。これも医療機関によります。内科は診療内容の幅が広く、一般的な風邪や胃腸症状から生活習慣病など、そこまで専門的でなくてもよければなんでも診ますといって総合診療をしてくれるところもあれば、内科といっても先生の専門は循環器、あるいは消化器なので膀胱炎は診られないというところもあり、やはり問い合わせが必要です。
この医療機関への問い合わせのときに、患者さんの言葉どおりに「尿路感染症の症状なんですが診てもらえますか」と聞くと、「尿路感染症のどんな症状ですか」と医療機関のほうから聞かれることがあります。尿路感染症の症状といえば、1回の尿量は少ないのに何度もトイレに行きたくなる「頻尿」、おしっこをするときに痛みがある「排尿時痛」だと思うのですが、どちらか一方だけの症状なら診てもらえるのでしょうか。不思議な質問の仕方だな、と思うことがよくあります。
尿路感染症に限らないのですが医療機関への問い合わせのときは、「〇〇だと思います」と自己診断した病気の名前を伝えるのではなく、具体的な症状を伝えたほうがいいです。たとえば膀胱炎だと思っても「膀胱炎だと思います」とは言わずに、「何度もトイレに行きたくなります」、「おしっこをするときに痛みがあります」と伝えます。同じように風邪だと思っても、「熱があります。○度です」、「咳が出ます。痰も出ます」、「鼻が詰まっています」など、具体的な症状を医療機関は求めるのです。
ですので患者さんからの相談電話でも、たとえ患者さんが病気の名前を言ってきたとしても、「〇〇の症状はありますか?」、「〇〇の症状はどうですか?」と確認する必要があるのです。
診療科の選択についてはさらに続きます。
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