私たちの取り組む課題


キッカケと課題
「えっ、こんなにも困窮した家庭があるの?」
テレビのニュースで目にした光景に、思わず手が止まりました。取材されていたのは、経済的に厳しい子育て世帯と子ども食堂。
冷蔵庫の中にあったのは、調味料と卵2個、そして納豆1パックだけ。お米もわずかで、「食材は明後日までもつかどうか…」と話す父親。そこには、経済的に厳しい世帯が中学生と小学生を育てる現実がありました。
私自身も、幼い頃に両親が離婚し、ひとり親家庭で育ちました。離婚後、生活は一変しました。家族旅行もなく、大学進学も諦めた経験があります。
後から知った事ですが、なんとか生活をする事ができていたのは、幸い養育費が支払われていたからでした。もし養育費が支払われていなかったら…。きっと、あの子ども食堂の子どもたちと同じように、食べ物に困る日々を過ごしていたのだろうと思いました。
調べてみると、日本の子育て世帯の約11.5%が「相対的貧困」といわれる状況にあります。概算すると一人当たり年収は、およそ127万円ほど。
子どもの10人に1人以上、約171万人もの子どもたちがその状況下で生活を余儀なくされています。ひとり親世帯や病気等になっただけで、誰でも“貧困”に陥る可能性がある。そして、自分の幼少期よりも、もっと厳しい状況で子育てをしている世帯が、こんなにも多くある事を知りました。
そして、この貧困の影響は「生活の困難」だけにとどまりません。スポーツや習い事、自然体験、文化的な活動など—。子どもたちが心を育み、挑戦するために欠かせない「体験の機会」さえ失われてしまいます。
「どうせ自分にはできない」と諦める気持ちが積み重なり、やがて将来の進路や仕事の選択肢までもが狭められていきます。これこそが、貧困の連鎖を生み出す一因です。
だから私たちは「体験の機会」を届ける為、We Canを立ち上げました。子どもは誰もが無限の可能性を秘めています。子どもたちが生まれ育った環境に左右されず、挑戦し、学び、夢を描ける社会へ。私たちと一緒に子どもたちの未来を支えていきませんか?
なぜこの課題に取り組むか

体験を通じて
あなたは子どもの頃、印象に残っている体験はありますか?
その体験は、あなたにどの様な影響を与えていますか?
挑戦する力、最後までやり抜く力、諦めない気持ち、そして周りとのコミュニケーション力。これらは、将来どんな職業を選んだとしても、人生を切り開くための大切な土台になります。
けれども、この力が大きく育つのは、乳幼児期という限られた時期。しかし現実には、忙しい日々に追われて子どもの声に耳を傾けられなかったり、つい親の意見を押しつけてしまったりすることもあります。この小さな積み重ねが、子どもの非認知能力―つまり「生きていく力」を育てる機会を失わせてしまうことがあるのです。
乳幼児期は子どもにとっても親にとっても、たった一度きり。だからこそ、この大切な時間を一緒に味わい、大切に過ごしてほしい。
日中は、子どもたちが思いきり遊び、やりたいことに挑戦する。夜は、親同士が語り合うひととき。忙しい毎日から少し離れて、子育てを客観的に振り返る時間となり「子どもを信じて見守る気持ち」を思い出す。私たちは、そんな時間を提供する場をつくりたいと考えています。
ご覧いただきありがとうございました
私自身もひとり親世帯で育ち、 家族旅行や大学進学、その他多くの事を諦め、そして多くの選択肢を知らなかったという経験をしました。自分の様にひとり親世帯や様々な家庭環境を抱えている子どもたちが自分の将来を諦めて欲しくない。子供を取り巻く家庭環境は、子供が選択したものではなく、大人の事情によるものです。
大人の事情により, 子供たちが夢を見る事すら諦め、忘れてしまい、そして現状の生活に縛られる。そんな事は絶対になくてはなりません。子どもたちに、未来を広げる体験を届けるために、一緒に応援しませんか?
ご支援の方法は、金額だけではありません。プロジェクトのシェアや、活動へのご協力も大歓迎です! どうか、温かい応援をよろしくお願いいたします。子どもたちに「できた!」の喜びを、一緒に届けましょう!ご参加お待ちしております!
支援金の使い道
ご支援いただいた資金は、以下の活動費として大切に活用させていただきます。
✅ 団体の運営費
事業を継続していくための費用に使用させていただきます。
✅ 広告・広報費
体験プロジェクトの存在を、より多くのご家庭に届けるために活用します。
主にチラシ・Web広告などを作成し、周知活動を行うために使用させていただきます。
✅ 体験プログラムの実施費用
子どもたちの体験を支えるための直接的な費用として使わせていただきます。
※ご支援いただいた資金の使い道の詳細につきましては、年次報告書をご確認ください。