私たちの取り組む課題



▼インド・サバイバーリーダーシップ
継続事業
インドで人身取引の被害にあった人々が主体となって問題解決を進められるように、①システム変革、②サバイバーのリーダーシップ育成、③サバイバーによるコミュニティエンパワーメントを支援する事業です。特定NPO法人かものはしプロジェクトがこれまで支援を行っていた事業を引き継ぎ、インド10州2500人のサバイバーとともに進めています。
▼ロヒンギャ難民支援
新規事業
ロヒンギャ民族は長期にわたり迫害と強制移住を受け、アジアにおける人間の安全保障に影響を与えています。Toriiは現場調査を通じて共有された苦境を踏まえ、分断された当事者間の声を紡ぎ直し、硬直した国際支援システムに新しい息吹を吹き込むような仕掛けを作っていきます。
▼若者リーダーシップ育成事業
新規事業
日本における子どもや若者をめぐる問題を作り出している根本的な要因は何だろうか?Toriiはインドでの経験から、「脆弱性」に注目しています。子どもたちや若者が持って生まれたギフトを、レジリエンス高く伸ばしていくことを願って、子どもたちの声を真ん中に置き、自分との関係性の紡ぎ直し、他者との関係性の紡ぎ直しにフォーカスをあてた「生きる力」を伸ばす事業を、まずはパイロット事業から始めます。
▼オンライン特殊詐欺と人身取引に関する取り組み
新規事業
東南アジアで急速に拡大しているオンライン詐欺と日本の闇バイト・特殊詐欺は、「人身取引」の新しい形態として世界で認知をされています。インドでの経験をもとに、当事者を真ん中に置いて、国境を越えた事業を立案中です。2025年12月19日に、地域横断型ウェビナーを実施し、当事者の経験や適切な再定義の必要性、関係者間の連携強化について議論しました。
なぜこの課題に取り組むか

OUR JOURNEY
私たち3人はこれまで12年間、一緒にインドの人身取引の問題に向き合ってきました。人身取引の被害にあったサバイバーたちが「正義」を手にするためには、どのようにシステムが変わる必要があるのか、から始まり、当事者が被害者からサバイバーへ、サバイバーからリーダーへ成長・変容していく事業を、一緒に作り、運営してきました。私たち3人は異なるバックグラウンド、専門性を持ち、生まれ育った文化も異なりますが、12年間、真正面からぶつかり稽古をしながら信頼関係、友情を育んできました。そして、人類と地球にとって激動の今、おそらく私たちにとって最後になるであろう旅に、一緒に出てみることにしました。
世界の両極化が分断と対立を深め、戦争に発展していく危機感がこれまで以上に高まっている中、①「社会問題」に焦点をあてるのではなく、「作りたい未来」に焦点をあて直し、②お金の出し手と受け手の関係性を見つめなおし、③それぞれの立場の人たちが自分が一体何のために生まれてきて、何を社会に貢献することで、より多くの人にとって住みやすい社会を作っていくのか主体的に考えるような事業設計の必要性を認識しました。
私たちがこれまで歩んできた12年の中で、そして目まぐるしく変わる世界情勢の中で、重要なテーマであり続けていると考える、人の移動、メンタルヘルス、若者のリーダーシップと平和に焦点をあてながら、人間と地球の共存が可能な社会を作っていくために、様々な方たちと共創していきたいと思い、Toriiを設立しました。
THE WORLD IN TRANSITION
世界各地で分断が進み、紛争や戦争、弾圧を逃れて難⺠となった人々や、より良い生活を求めて移住する移民など、世界では人々が大きく移動する一方、自国中心主義の台頭、経済不安などから受け入れ側の社会では移⺠や難⺠への許容度が低下し、その結果、国境はますます閉ざされ、移動せざるをえない人々は搾取・暴力・高リスクと隣り合わせとなっています。気候変動も進み、各地で異常気象と災害が頻出していることも、人々の移動に影響を与えています。
また、コロナ禍以降、世界の社会・経済状況がめまぐるしく変化する中で、国際協力・人道支援に対する開発援助資金や大手財団は、「第三国支援」から自地域内支援にシフトする傾向が強まっていると同時に、成果が見えやすい投資しやすい分野への支援へシフトしており、草の根で活動する当事者や規模は小さいけれども本質的な活動をしている団体への支援は取り残される傾向が強まっています。
これらのしわ寄せは、脆弱性の高いグループに過度に行く傾向が強く、それがすでに社会に存在している構造的不平等をさらに悪化させています。
BEYOND
私たちがこれから目指すのは、多様な声が出会い、交わり、そのエネルギーが社会の構造を内側から動かしていく社会です。
司法、教育、労働、市民参加などの制度の中で繰り返し経験される排除や不信によって、「どうせ変わらない」という認識は静かに広がり、世代を超えて連鎖します。
私たちは、その連鎖を個人の内面の問題として扱うのではなく、それを生み出している関係性の構造、意思決定のあり方、ナラティブの枠組みに働きかけます。
Toriiは、人の内面的変容と関係性の紡ぎ直しを通して、固定化された役割や構造的不平等を揺り動かします。
当事者を中心に私たちが変化の担い手として立ち現れ、自らの選択を通して未来に関与し、異なる立場の人々が対話を通じて意思決定に参加できる状態を広げていきます。
人の認識が変わり、関係性が変わり、その変化が制度のあり方に影響を及ぼすとき、持続可能な社会変容が生まれます。
私たちは、この連鎖を意図的に設計し、育て続けます。
支援金の使い道

資金と想いのかけはしとして
寄付者、企業、財団が大切にする目的や価値観を丁寧に理解し、それらを現場で展開される協働事業へとつなぐ役割を担います。
資金の流れを再設計し、当事者とコミュニティの実践により近い形で循環させることで、持続的な社会変容を加速させます。
支援方法とその先
01 単発寄付(個人・法人)
個人・法人を問わず、Toriiの活動全体を支える資金として寄付を希望される方はこちらより受付させていただきます。お預かりした寄付は現場の声を社会に届け、長期的な活動基盤をつくる力になります。
02 継続寄付(個人)
“Travel Companion(トラベル・コンパニオン)”は、継続寄付者を「支援する人」ではなく、同じ問いを携えてToriiの歩みを共にする「仲間」として捉える呼び名です。DoingからBeingへとフォーカスをシフトさせたいという願いを込めています。
03 コラボレーション
異なる立場や専門性をもつ方たちと、私たちが学んできたことや専門性を持ち寄りながら、新しい未来を形づくるコラボレーションを、積極的に行っていきます。これまでのコラボレーション実績についてはこちらをご参照ください。
04 事業共同出資
Toriiの事業において、システムを動かすスケールを目指し、これら事業に共同出資してくださる財団、企業、基金さまを募集します。

