
事業の目的



私たちNPO法人子ども地域ネットワーク所沢は、
不登校や悩みを抱える子どもや学生が安心して過ごせる「居場所」づくりを行っています。
学びや人とのつながりを取り戻し、自分のペースで前に進めるように、
地域の大人や学生ボランティアが寄り添いながら活動しています。
しかし、この居場所を続けていくためには、皆さまのご支援が必要です。
家賃や光熱費、学習教材や食事の提供費用、ボランティア交通費など、
子どもたちの安心と成長を支える運営費の多くは寄付によって支えられています。
ひとりひとりの小さな応援が、子どもたちの大きな希望につながります。
また、企業・団体の皆さまからのご支援は、地域全体で子どもを支える仕組みづくりにつながります。
どうか、未来を生きる子どもや学生たちのために、
あなたの想いを寄付という形でお力添えください。
皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
これまでの活動
NPO法人子ども地域ネットワーク所沢では、
子ども・学生・保護者が安心して過ごせる居場所の運営を中心に、
地域や行政、学校、医療・福祉機関と連携した多面的な支援を行っています。
1.学生主体の地域活動支援
高校生・大学生が企画・運営を担う「ところティーンズフェスティバル(TTF)」を開催。
企画づくりから当日の運営、協賛依頼や行政との調整まで学生自身が主体的に行っています。
また、市役所での報告会や政策提言の場を設けるなど、
学生の声が行政に直接届く仕組みをつくり、高校生と地域社会をつなげています。
2.国際交流
イタリア・ジェノヴァ市のDELEDDA高校と交流を行い、
学生同士が文化や価値観を共有し合う機会を継続的に実施しています。
オンライン交流や所沢での対面イベントを通じて、
国際的な視野と多様性を学ぶ機会を育んでいます。
3.不登校生徒のための居場所支援
平日毎日、ボランティアスタッフと調整しながら支援を実施しています。
一人ひとりのペースに合わせて過ごせる柔軟な時間設定と、
集団の中で安心して社会的なルールや関わりを学べる「規範的な学びの場」を提供。
個々の興味や関心に合わせた活動を通して、
新たな経験や世界に触れながら、自分のペースで成長できる機会をつくっています。
4.居場所運営・相談支援
「所沢SecretBase」には年間延べ約1,000名が訪れ、
登録者は延べ約40名、相談件数は年間約100件にのぼります。
学校や家庭以外でも安心して過ごせる空間として、
学習支援・進路相談・食事提供・遊びや交流など、
子どもや学生の心に寄り添う支援を行っています。
5.地域・外部連携活動
施設内では年間10回の内部イベント、3回の外部向けイベントを実施。
また、地域のイベントにも年間5回以上参加し、
地域住民・企業・教育機関と連携した交流や協働企画を行っています。
医療・福祉・教育機関との連携を常に意識し、
途切れのない支援のあり方を模索しながら取り組んでいます。
これまでの事業成果



本事業では、学校へ行けなくなりそうな学生や、家庭の問題を抱えて家に居づらい学生に対し、
日常的な関わりと丁寧な相談支援を通して、心の立て直しと社会との再接続を支えることができました。
年度によって異なりますが、
- 不登校・家庭不和などの課題を抱える学生への個別支援・他機関連携:5件以上
- 自殺未遂を経験した学生への継続支援・定期相談:2件
- 保護者からの相談対応:10件以上(気持ちの安定・家庭での関わり改善)
- 学生の「やりたい」に応えた活動支援・社会連携(行政・企業含む):10件以上/10社以上
これらを通して、精神的な安定支援・不登校や自殺の予防につながる実績を積み重ねてきました。
また、学生自身の変化として、
「この居場所を守りたい」「自分も誰かを支えたい」「地域の人と関わりたい」といった声が増え、
自発的に企画や運営に参加する学生が目立つようになっています。
進学や就職を果たした学生も5名以上にのぼり、
この場所が“次の一歩を踏み出すきっかけ”になっています。
これらの成果は、地域・行政・企業・教育機関などの協力によって生まれたものであり、
「子どもや学生の声が届く地域社会づくり」への確かな前進となりました。
事業の必要経費



① 職員・スタッフの確保と育成
支援を継続していくためには、経験と専門性を持つ職員の存在が欠かせません。
子どもや学生一人ひとりの状況に合わせた関わりや、適切な支援を行うために、
スタッフの人件費・研修費・スーパービジョン費用などに充てています。
質の高い支援体制を整えることが、支援を必要とする子どもたちの安心につながります。
② 活動費(体験・地域連携・イベント運営)
子どもや学生が「やってみたい」「挑戦してみたい」と思える機会を大切にしています。
地域の方々とのイベント企画や体験活動、学びのプログラムを通して、
社会とのつながりや自信を育む支援を行っています。
また、地域に支援の輪を広げ、これまで届かなかった子どもや家庭に
支援を届けるための啓発や広報活動にも活用しています。
③ 居場所の維持・運営費
誰もが安心して訪れることができる空間を守るために、
家賃や光熱費、通信費、保険料などの基本的な運営費を充てています。
安定した場所と時間を確保することで、
子どもや学生が「自分の居場所」を見つけ、
少しずつ気持ちを整え、次の一歩へ踏み出す力を育んでいくことができます。
🌿 皆さまへのお願い
これらの経費はすべて、子どもや学生たちが安心して過ごし、
将来に希望を持てる社会を実現するための“基盤”です。
ひとりでも多くの子どもが、居場所と出会えるよう、
温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

