私たちの取り組む課題
★「リアル」発信
気候危機のあらゆる当事者の声を、切り分けず、そのままの形で届ける。
★気付き・危機感
今まで見えなかった視点で気候危機を捉えることで、本当の意味での危機感を共有する。
★ムーブメントへ
問題提起の出発点に立ち返り、気候危機に立ち向かうムーブメントの機運を作り出す。
なぜこの課題に取り組むか
2015年のCOP21(国連気候変動枠組条約締約国会議)で採択されたパリ協定では、温度上昇を2.0℃までに抑える目標に加えて、努力目標として「1.5℃」という数字が掲げられる中、地球の平均気温は、19世紀後半の産業革命前から比べて約1.09℃(※出典:IPCC)、上昇しました。
社会ではSDGsや脱炭素、カーボンニュートラルといった言葉が多くの場面で飛び交うようになり、新たな社会像への関心は高まっています。
.....しかし、本当に「本質的な」気候変動対策はなされてきたでしょうか?先に示した気温上昇を1.5℃までに抑えるには、日本も、世界も対策が不十分だと言われています。
また、議論の場は一部のビジネスシーンか教育現場に限られ、世論や報道では、この問題の深刻さやタイムリミットが共有されていないと私たちは感じています。このように、アクティビストの間に焦燥感が漂う一方で、一人一人の思い(危機感)に大きな変化は起きているでしょうか?
同時に、すぐそばでは災害が命を奪い、日常生活を一変させ、いつ大切なものを失うかわからない恐怖が私たちのすぐ隣にいることを忘れてはいけないはずです。決して経済の危機だけではない、日常が奪われるかもしれない気候危機が、あなたのとなりにあるはずです。気候危機を単なる環境問題としてではなく、現代社会の構造、特権と抑圧による分断や歪み、一方的な視点から問題が語られてしまう現実を捉え、様々な形(映像、音声、ほか)にして映し出していきます。
ゴールはすべての人が被害者になりえる立場、加害者になりえる立場であることを映し出し、「自分事化」していくこと。そして、より深い視点から気候危機を捉えることで、本当の意味での「危機感」に気づき、持ち続けることです。
寄付金の使い道
気候危機を記憶する発信型ムーブメント record 1.5は非営利団体であり、利益事業による収入源を持ちません。いただいたご寄付金は、当法人で実施する様々な 活動・事業に使わせていただきます。 活動のご報告は、ホームページ並びに定例レポートとして皆さまにお伝えしてまいります。皆さまのご賛同とご協力が、日本における気候危機ムーブメントをエンパワーし、気候危機を出発点にすべての当事者が尊重され、必要なシステムチェンジが創造される社会の実現へとつながるものと確信しています。
【使い道の例】
・団体の運営や実務作業等でかかる人件費
・取材や自主上映会の際にかかる交通費
・オンラインサービス等の利用にかかる通信費
・ポスターやチラシ、マガジン、ステッカー等の印刷費
・取材活動に利用するカメラ機材等の物品費
・デザインやホームページ制作、臨時のスタッフ派遣等にかかる業務委託費 など