私たちの取り組む課題
彼らが"Born This Way"、ありのままの個性を自信をもって生きていける手助けをしたいと思っています。とりわけ、学校という日本の教育の場は、いまだ、「男と女」、という性抑圧の環境を子供たちに強いており、閉鎖的環境にいる彼らは、コミュニティの中で個性を隠しながら生きていることが多いのが実情です。その結果、性自認(心の性と体の性に対する自分の認識)に対する悩み、生きづらさを自分で抱え、家族や友達にも言えないまま、一人で追い込まれてしまったり、引きこもり、自殺などという悲しい結末を迎えてしまうこともあります。そんな彼らが、同じ様々な同年代の性的多様性を持ったメンバーと交流することによって、
ひとりじゃないことを感じてほしい。
そして、居場所を感じてほしい。
SNSでは味わえない、人との触れ合いの場を作りたい。
性的多様性という、さまざまな個性を持った同じユースたちと、
実際に顔を見て話をして、悩みを話したり聞いたり。
孤独じゃないんだ、仲間がいるんだ。そう直接感じてもらえる温かい「居場所」を作るため当団体は活動を行っています。
なぜこの課題に取り組むか
さらに2016年の調査によれば、約70%のLGBTsがいじめを経験していると回答しています。
LGBTsへの理解が進み始めた社会であっても、教育現場や、その環境に置かれたユースにとっては、まだまだ相談できる場所や目に見えるコミュニティは少ないのです。
自分の性の悩み、周りとのかかわり方を抱え込み、自殺率、自傷に至るケースも高く、精神疾患へつながることも少なくありません。
そんな彼らと悩みを、経験を、「居場所」をシェアしたいのです。
私がこんな居場所が欲しかった
私(代表 Masa)は、幼いころから自分の性別に違和感を持っていました。
ただ、漠然と、周りの男の子がこんなことをしているから、こうしなければ変だと思われる。
父には「男は泣くな、男なら」と「男としてあるべきこと」を伝えられてきました。
中学生の時、男の子が好きなんだと自分で分かったとき、自分に対する嫌悪感と、周りにどう思われてしまうのだろうという恐怖感におびえていました。女の子になりたいわけじゃない。でも男らしくあることを強要されることも私には非常に苦しく、ただ違和感を感じていました。
学校では女っぽいといじめられることもありました。
こんな状況で、誰にも話すことができず、ただただ一人で辛かったのを覚えています。
家族には当然打ち明けられず、高校に入って、自分の性のあり方や私とは何なのかで悩んでいた時、
私の親友は、「まさはまさでいいじゃん、性別なんて決めなくていいんだよ。」
この一言で、「あぁそうだったのか」と初めて自分を受け入れることができました。
大学入学後、アメリカでの生活経験を得て、初めてのパートナーを母に紹介し、カミングアウトしました。母は、あまりのことに現実を受け入れられず、「家から出ていってほしい。」そう私に言いました。
自分の生きている人間関係の中で、一番身近であるはずにの家族からも「自分」を理解してもらえない、ありのままでいられないことは、とても辛く、寂しいものです。
そんな経験を得て、
かつての自分のように寂しさを感じている人たちに、一人じゃないことを知ってほしい。
私たちは、輝けるんだと、居場所があるんだと。
寄付金の使い道
1 ユース支援の定期コミュニティ活動 第3週の土曜日 オフライン・オンライン交互 開催
+プライドカラ(ユース向けラジオ)
2 ユース相談事業、企画、運営
3 スタッフスケジューリング、マネジメント
4 性に悩むユース向けのポータルサイトとしての機能の構築
★目指すところ
・①「性の悩みを抱えるユース、悩み抱えるかかわらず居場所を感じられる」コミュニティ
・②関西圏のユース支援コミュニティをつなぐ情報サイトとしての機能
★具体的なビジョン
① 1、まずはユースが集いやすい環境をさらに整える
2、相談員の拡充
3、広報紙、教育機関へのプレイスリリース
※交通費 2万 雑費 2万 宣伝費2万 人件費2万 →年 50万
② 1、コミュニティにイベント通知のお願い(メーリングシステム)
2.コミュニティ同士の交流機会の設立
※サイト運営費用 年12万 人件費 24万 広告費 年20万
<運営ボランティアの採用>
・デザイン 1人
・ホームページ管理 2人(1名は上記載)
・参加者、申込者管理 1人
・SNS宣伝、リサーチ 1人
・教育機関への呼びかけ 1人 想定される人件費90万
※運営ボランティア→学生団体への呼びかけ、もしくはクラウドソーシング
その他スタッフ 各コミュニティ 3名
合計 年190万
内訳は、プロジェクト単位で変動する恐れがあります。