
事業の目的
18歳を超えて施設を退所したあとの若者や、家にいられなくなってしまった若者の中には、頼れる親や家族がおらず、突然住む場所や生活の術を失ってしまう人がいます。
「ねっこシェルター」は、そうした居場所のない若者を緊急で受け入れ、心と体をしっかり休められる安全な場所を提供します。
今日の寝床やご飯の心配をゼロにし、スタッフが一緒になってこれからの暮らしや仕事のことを考えていくことで、「一人じゃない」と感じながら、自分の足で明日へ踏み出せるように伴走することを目的にしています。
これまでの活動
■ なぜ今「ねっこシェルター」が必要なのか
大学を中退し、精神的にも参ってしまって働くすべもない。施設などの戻れる場所もなく、最初に失ってしまうのは「住まい」です。
知人や友人の家を転々とし、やがて行き場を失ってホームレス状態になってしまう若者がいます。
社会の制度や福祉に繋がろうにも、「住所」がないと就職活動も行政の申請も何もできません。そして何より、そばに安心できる居場所(屋根)がなければ、支援の手を差し伸べることすら難しいのが現実です。
特に、役所や関係機関が閉まっている夜間や週末に限界を迎えた若者は、週明けまで行き場がありません。
だからこそ私たちは、「平日に役所や関係機関が開くまでの間、少し過ごせる安心の場所(ねっこシェルター)」をつくりたいと考えています。
■ シェルターで届ける支援(過ごし方のイメージ)
「緊急の屋根と温かいごはん」の提供
街をさまよう不安から解放し、まずは安全なベッドで体を休め、温かい食事をとってもらいます。
平日の関係機関・行政への「伴走つなぎ」
役所が空く平日までの時間を安心して過ごしてもらい、開庁と同時にスタッフが同行して、生活困窮者支援や福祉制度、医療へ確実につなぎます。
「一人じゃない」と思える見守り
一人で抱え込んできた不安を整理し、次のステップへ進むための気力を取り戻す時間を伴走します。
これまでの事業成果
私たちが目指すのは、「誰にも頼れず孤立した若者が、社会のセーフティネットからこぼれ落ちない未来」です。
1. 制度が届くまでの「空白の時間」ゼロへ
金曜日の夜や休日に困窮した若者も、シェルターがあることで路上生活に陥ることなく、週明けの開庁日に確実に行政や専門機関へ繋ぎます。
2. 住まいと社会的な「身元(住所)」の再獲得
「住所がないと何もできない」状態から脱却し、行政手続きの同行支援を通じて、生活基盤や住まいの再構築をサポートします。
3. 「一人じゃない」という安心感の獲得
そばにいて話を聞くスタッフや食料支援(ねっこベースの食卓)と連携し、若者が孤立せず自立への一歩を踏み出せる関係性を育みます。
事業の必要経費
若者シェルター運営事業
家賃・維持管理費: 緊急避難用スペースの家賃、水道光熱費・通信費
日用品・衛生用品費: 寝具、洗面用具、衣類、緊急時の衛生用品購入費
生活・手伝い支援費: 身の回りの緊急生活費、手続き等で同行する際の交通費

