私たちの取り組む課題
一般社団法人ねっこが取り組んでいる課題
「18歳の崖」による、あまりにも早すぎる自立の強制
一般的な若者は失敗しても実家に戻ってやり直せる猶予がありますが、児童養護施設などで育った若者たちは18歳になると、十分な蓄えや経験がないまま社会へ放り出されます。「失敗が許されない綱渡り」を強いられているのが現実です。
「頼る練習」すらできないまま孤立する構造
「人に迷惑をかけてはいけない」と教え込まれてきたため、困ったときに「助けて」と言えず、誰にも頼れないままひとりで痛みを抱え込んでしまう子どもたちがたくさんいます。
条件付きの支援からはみ出し、制度に救われない人々
現在の支援制度の多くは「働き続けられること」などが前提となっており、体調を崩したり仕事を辞めたりした瞬間に支援が途切れてしまいます。本当に手を差し伸べなければならない、追い詰められて声を上げられなくなった人たちに手が届いていません。
「もしもの時」に行き場を失うリスク
頼れる実家がないため、仕事や住まいを一度失うと、ネットカフェでの生活やさらなる孤立、さらには悪質な搾取や生活困窮へと一気に追い込まれてしまう危険と隣り合わせで生きています。
なぜこの課題に取り組むか
一般社団法人ねっこが取り組んでいる理由
「頼る場所がない」をそのままにしないため
親を頼れず、18歳という若さで社会に放り出された子どもたちは、困ったときに「ただいま」と帰る実家がありません。私たちは、そんな彼らが孤立して追い詰められていく現実を、決して見過ごさないために動いています。
みんなが安心して集まれる「地域の実家」をつくるため
子どもからお年寄りまで、地域のみんなが自然に集まり、ごはんを食べて、一緒に笑い合える場所が必要です。一人ひとりが孤立せず、人とつながりながら生きられる温かい拠点を目指しています。
いつでも誰でも「家族のように」支えるために
親に甘えたり、失敗したときに「大丈夫だよ」と受け止めてもらったりする経験は、大人として生きていくための土台になります。実家がない若者たちに、いつでも帰れる場所と家庭のような温もりを届けるために、この活動に取り組んでいます。
支援金の使い道
一般社団法人ねっこ:支援金の使い道・プロジェクトの展望
みなさまからいただいたご支援(寄付金)は、子どもや若者たちを支える現場の「マンパワー(人件費)」や、将来の大きな夢である「社会的養育施設の建設」に向けて、大切に活用させていただきます。
1. 支援金を「人件費(マンパワー)」に充てる理由
365日いつでも寄り添う体制をつくるために
子どもや若者からのSOSは、夜間や休日を問わず突然やってきます。彼らの話にいつでも耳を傾け、緊急時に駆けつけたり、きめ細やかな相談に乗り続けたりするためには、現場を支えるスタッフ(マンパワー)が不可欠です。
「人」による伴走こそが最大の支援だから
制度やモノだけでなく、「自分を気にかけてくれる大人の存在」や「温かく伴走してくれる人」が何よりも若者たちの安心を生み出します。持続可能で質の高い支援を届けるため、人件費として大切に活用させていただきます。
2. 「社会的養育施設」を建てたい理由
行き場をなくした子どもたちに、本当の「家族の温もり」を
家庭での養育が難しい子どもたちや、社会へ出たあとに帰る場所を失った若者たちが、いつでも安心して暮らせる「新しい社会的養育施設(安心して過ごせる家)」を地域の中に新しく建てたいと考えています。
静岡県東部から「孤立の連鎖」を断ち切る拠点に
ただ寝泊まりする場所ではなく、美味しいごはんを食べ、失敗しても「おかえり」と迎え入れてもらえる、地域に開かれた「みんなの実家」のような施設を自分たちの手で形にしていきます。
いただいたご支援の具体的な使い道(まとめ)
① 居場所・人件費の維持管理
いつでも「ただいま」と言える居場所の運営費や食費
夜間や休日も含めた相談・緊急対応を支えるスタッフの人件費
② 自立を支える体験・イベント運営費
施設を離れたあとの生活をイメージできる合宿や、自立に向けた食育などの体験プログラムの費用
③「社会的養育施設」の建設に向けた準備・基盤づくり
子どもや若者たちがいつでも帰ってこられる新しい施設(家)を建てるための長期的な資金・準備費

