
事業の目的



本事業は、日本の教室で生まれた教材や探究の成果を、紛争や避難生活の影響で十分な学びの機会を得にくい子どもたちの教室へ届け、教育を通じて希望とつながりを生み出すことを目的としています。なかよし学園は、教材を届けて終わるのではなく、現地で実際に授業として活用し、その反応や学びを日本の教室へ返す「CoRe Loop(つくる→届ける→共創→還る)」を大切にしています。日本の子どもたちの学びが世界の誰かの力になり、その出会いが再び日本の学びを深めていく。そんな循環を通じて、平和をつくる教育を広げていきます。
これまでの活動



なかよし学園は、2007年の設立以来、教育を通じて世界の平和をつくることを目指し、日本とアジア・アフリカの各地で活動を続けてきました。はじまりは、いじめや不登校の子どもたちへの学びの支援でした。その後、2011年の東日本大震災では避難所で授業を実施し、「非常時でも学びを止めない」実践を重ねてきました。さらに2013年にカンボジア、2017年にルワンダ、2019年にネパールおよびコンゴ民主共和国へと活動を広げ、教育支援、災害救援、職業訓練、平和構築を組み合わせた独自の支援を展開してきました。
コンゴ民主共和国では、少年兵の更生活動や、火山災害後の支援、防災学校の設立など、命と学びの両方を守る取り組みを実施してきました。ウガンダでは難民キャンプで授業を開始し、戦禍や避難生活によって学ぶ機会を失った子どもたちに、教育と心のケアの機会を届けてきました。近年は、シリアやウクライナのような紛争・復興地域に対しても、単なる物資支援ではなく、「壊す」ではなく「つくる」喜びを取り戻す復興教育・平和教育のモデルづくりを進めています。
現在、なかよし学園は世界10カ国以上で活動し、全国50校超の学校と連携、関係人口1万人規模の「世界とつながる学び」を展開しています。国連ECOSOCやACUNS等でのスピーチ実績、UNESCO IEA掲載、英国ウィンザー城での国際会議への招待など、国際的な評価も受けてきました。日本の子どもたちの探究学習を、紛争地や難民地域の教室へ実装し、その反応を再び日本へ返す。この往還型の教育支援を、これからも広げていきます。
【なかよし学園の主な活動】
・2007年の設立以来、いじめ・不登校の子どもたちへの学習支援を出発点に、教育を通じて世界の平和をつくる活動を続けてきました。
・2011年の東日本大震災では、避難所で授業を実施し、「非常時でも学びを止めない」実践を重ねてきました。
・2013年にカンボジア、2017年にルワンダ、2019年にネパールおよびコンゴ民主共和国へと活動を広げ、教育支援・災害救援・平和構築を展開してきました。
・コンゴ民主共和国では、少年兵の更生活動に取り組み、ミニ四駆を活用した「破壊ではなく、つくる喜び」を伝える教育支援も実施してきました。
・2021年にはコンゴ火山災害支援と防災学校の設立、ウガンダ難民キャンプでの授業開始など、命と学びの両方を支える活動を進めました。
・2023年以降は、戦場での活動経験を生かし、難民支援活動を本格化。シリアやウクライナなどでも、復興教育・平和教育の実装を進めています。
・なかよし学園の中核は、CoRe Loop(つくる→届ける→共創→還る)です。日本の教室で生まれた教材や探究成果を海外で実装し、その反応を日本へ返す往還型の学びを全国で展開しています。
・2025年度の「世界とつながる学び」では、不要制服のアップサイクルによる衣料支援、さつまいも栽培による難民食糧支援、SDGsカルタを活用した平和教育など、多様な学校実践を行いました。
・代表事例として、広島・三次市青河小学校のAOGA SOAPをルワンダの手洗い授業で活用し、児童の学びが現地で機能し、次の改良につながる循環を実現しました。
・長崎・対馬では、生徒が制作した平和カルタを英日併記で再設計し、シリアの大学・学校で平和授業として活用しました。
・長野・木島平では、5年生の米づくり学習を起点に、地域資源を海外教育支援へつなげる実践を行いました。
・岐阜・東安中学校では、合唱の想いや背景を英語字幕で可視化し、海外パートナー校へ“メッセージ作品”として発信しました。
・長崎・壱岐では、規格外食材を活用した**「なかよしふりかけ」**を開発し、南スーダン・東ティモールへの支援、さらにカンボジア難民キャンプへの海外実装へと展開しました。
・壱岐では、筒城小学校の児童がデザインしたラベルやメッセージを添えて支援を届け、その成果を石田中学校での3R-Forum講演会で地域へフィードバックする循環も実現しています。
・現在は、全国50校超・関係人口1万人規模で「世界とつながる学び」を展開し、学校・自治体・企業・大学・博物館図書館などと連携しています。
・国際的にも、国連ECOSOC・ACUNS等でのスピーチ、UNESCO IEA掲載、英国ウィンザー城での国際会議参加などの実績があり、国内外で高い評価を受けています。
これまでの事業成果



本事業を通じて、なかよし学園は日本の教室と海外10カ国をつなぎ、全国50校超・関係人口1万人規模の学びの循環を実現してきました。2025年度には、児童生徒が制作した教材11,213点をもとに、海外での教育実装を512回行っています。
成果は数だけではありません。事前・事後の比較では、自己効力感は3.12から3.66、人権感度は3.02から3.47、学習意欲は3.06から3.58へ向上し、いずれも中程度の効果量が確認されました。子どもたちが「自分の学びが世界の役に立った」と実感できることが、大きな教育成果につながっています。
また、広島・青河小学校の石けん「AOGA SOAP」をルワンダの手洗い授業で活用し、第2ラウンドとして新作や児童解説動画につなげた事例、対馬西部中学校の平和カルタをシリアの大学・学校で平和授業として実装した事例など、日本の子どもたちの学びが海外で実際に機能し、再び日本の学びへ還る循環が生まれています。
さらに、木島平のお米、壱岐の「なかよしふりかけ」など、地域資源を教材化して国際協力へつなげる実践も広がりました。教育だけでなく、地域の魅力の再発見、企業・自治体との連携拡大にもつながり、企業12、自治体8との連携実績、地域産品の教材化8件という広がりも生まれています。
このように本事業は、子どもたちの主体性と行動力を育てるだけでなく、日本の地域と紛争地・難民地域を学びでつなぎ、実際の社会課題解決へ結びつける成果を上げてきました。
事業の必要経費



皆さまからのご寄付は、日本の子どもたちが生み出した教材や学びを、紛争や避難生活の中にある子どもたちへ届けるために活用されます。具体的には、教材制作、翻訳、梱包・輸送、現地での授業実施、オンライン対話、活動記録、安全管理、そして日本の教室へのフィードバックに必要な費用です。なかよし学園は、届けて終わりではなく、現地での実装と学びの還流まで行うことで、教室と教室をつなぐ教育支援を実現します。
本事業では、日本の教室で生まれた教材や探究の成果を紛争地・難民地域の教室へ届け、現地で授業として実装し、日本へフィードバックを返すために、年間約300万円の運営費を見込んでいます。主な内訳は、教材制作・翻訳費30万円、梱包・国際輸送・通関費50万円、現地授業運営費60万円、通訳・現地スタッフ人件費50万円、渡航・調整費70万円、記録・報告書作成・広報費40万円です。皆さまからのご寄付は、単なる物資支援ではなく、教材化、現地実装、対話、還流までを支える大切な力になります。
根拠となる事業費目は、なかよし学園の提案資料で、企画・調整・運営、現地実装活動、輸送手配・通関、現地保管管理、効果測定・報告書作成、さらに渡航費・教材輸送費・通訳・現地スタッフ人件費・映像記録制作が必要経費として整理されています。
3,000円:教材の印刷・翻訳・梱包費の一部
10,000円:1回分の現地授業運営費の一部
30,000円:教材輸送・通関費の一部
50,000円:通訳・現地スタッフ配置費の一部
100,000円:1地域での授業実装・記録作成の中核費用

