私たちの取り組む課題
1996年(2009年にNPO法人登記)の設立以来、極東ロシア・ハバロフスク周辺において両国の市民同士で行う植林活動とそれに伴う環境セミナー等を行ってきました。そして、自然体験活動中心の緑の少年団国際交流事業をコーディネートし、日本とロシアの大学をお互いに訪問する環境交流の企画なども行って来ました。
2024年からはモンゴル国ウランバートルにおける植樹活動を開始しました。
今までの活動の経験とスキルを生かして、2025年もウランバートルにおける植樹を中心とした自然体験・国際交流事業を続けていきます!
なぜこの課題に取り組むか
なぜモンゴルか
現在残念ながら、これまで実施してきたロシアにおける活動は国際情勢により実施できない状況です。
そんな時に、モンゴル国のフレルスフ大統領が国連総会で「気候変動、砂漠化防止対策に最適な方法は植林である」と強調し<10億本の全国植樹運動>を開始し、現地の環境団体が協力して貰える団体を探しているという声が届きました。
モンゴルはロシアの隣国で、ハバロフスクにおいてモンゴルの方々と市制記念行事等で交流を行ったこともあります。また、一時的ではありますが、モンゴル国を流れるヘルレン川は降水量の多い年には湖の北岸から水があふれて草原を30キロメートルほど流れ、アルグン川へと合流することがあるそうです。アルグン川は中露国境を流れ、シルカ川と合流してアムール河を形成します。アムール河はオホーツク海に流れこみますが、近年の研究では、日本の北の海から三陸沖までの恵み(栄養分)はアムール河の影響を受けているということです。そんなご縁もあり、モンゴルにおいての植林活動を行うことを決めました。
またウランバートルは、ハバロフスクと同様にシベリア抑留者が強制労働を強いられた土地であり、祈念植樹を行う意義があると確信しました。
2024年5月にウランバートルにて試験的に植林ボランティアツアーを行い、現地のパートナー団体(オイスカモンゴル)も見つかりました。
SDGsは全人類の課題
当協会は、これまでロシアにおいて通算22回、6万本以上の植樹を行って来ましたが、世界的にみれば微々たるものです。
しかし、日本人と現地の市民・学生・児童が一緒になって木を植える作業を行うことにより、一過的ではなく、継続的に「木を植えよう!」という気持ちが育まれてきたと確信しています。これからも環境教育と植林活動の2本柱でSDGsに貢献していきたいと思います。
寄付金の使い道
ご支援いただきました会費・寄付金は協会運営費として、特に植林ボランティアツアーにおける旅費・環境整備費・苗木代等に使わせていただき、より充実したツアーが実施できるように利用させていただきます。
よろしくご支援のほどお願い申し上げます。