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ビジョン

鳥たちとそれを取り巻く自然環境を守り、鳥たちと共存、そして共生していくため、「Leave No Birds Behind!」をスローガンに、全ての鳥たちを未来につなげていくことを目指し活動しています。

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取り組み一覧

調査・研究活動

事業の目的

鳥たちを守っていくためには、その鳥たちの生態や置かれている状況を把握する必要があります。これが分からなければ、守っていくために何をすればいいのかが分からないからです。より的確な保護活動につなげていくため、私たちは調査・研究活動も行っています。

これまでの活動


シマフクロウの保護活動

シマフクロウは、古くからアイヌ民族の間ではコタンコロカムイと呼ばれ、村の守り神とされてきました。しかし、我々人間が生活の場を道内に求め開拓を進めたことで、シマフクロウが営巣できるような大木は減少し、かつて北海道に広く生息していたシマフクロウは行き場を無くし、著しく減少してしまいました。 

1984年から始まった国による保護増殖事業(巣箱設置や給餌事業、生息状況調査など)により巣箱設置や給餌事業により、個体数は微増傾向にありますが、生息が確認されている個体は165羽にすぎず、まだ安心できるような数ではありません。給餌事業や調査事業を継続させ、道内のシマフクロウの全体像を常に把握する必要があります。シマフクロウの生息数が増加し、手放しで見守ることができる未来を目指して活動を行っています。

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奄美大島での保護活動

鹿児島県奄美大島は色々な固有種や固有亜種が生息する貴重な島です。

鳥では国の天然記念物のルリカケスや同じく国の天然記念物で国内希少野生動植物種(以下、国内希少種)のオオトラツグミ、国内希少種のアマミヤマシギなどが生息していて、保全のための取組が行われてきました。これによって奄美大島の希少鳥類は危機的状況を回避して回復傾向にありますが、問題が全て解決されたわけではありません。奄美大島の固有亜種で国の天然記念物、そして国内希少種でもあるオーストンオオアカゲラは十分な調査が行われておらず、生息数等実態が把握できていません。アマミヤマシギも、マングース防除事業の成果により個体数は回復していますが、近年ではノネコによる捕食も確認され、顕著な回復傾向を見せていません。両種の生息実態をしっかりと把握しておかなければ、奄美大島で問題が起こった際に対応が遅れ、一気に絶滅の危機にさらされることになります。

生息実態把握は緊急を要する活動です。本活動では、依然として課題が多いオーストンオオアカゲラ、アマミヤマシギにスポットを当てて調査・保護活動を実施しています。

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コアジサシの保護活動

コアジサシは環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に、種の保存法では希少鳥類に指定され、各国との渡り鳥条約でも守るべき種としてリストアップされています。コアジサシは日本で子育てしており、各地で保護活動が行われていますが、冬はフィリピン以南で越冬するため、日本だけ守っていてもコアジサシの減少を抑えることはできません。

これまでコアジサシの中継地や越冬地の詳細は分かっていませんでしたが、私たちは守るべき場所がどこなのかを把握するため、コアジサシにGPSを装着し、中継地や越冬地を把握する調査を行っています。また、フィリピンやインドネシア、オーストラリアの調査者とも連携し、また実際に現地調査を行って、コアジサシの保全のため調査を続けています。

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ワカケホンセイインコの調査

ワカケホンセイインコは1960年代後半のペットブームの際、大量に日本に輸入されました。しかし、声がうるさいなどの理由で捨てられたり、業者から逃げ出したりしたことで野外に逸出し、一時期全国の色々な場所でワカケホンセイインコが見られました。その後衰退し、現在では東京都を中心とした大きなグループと、千葉県、群馬県それぞれに見られる小さなグループの3グループだけとなっています。東京都を中心とした大きなグループはねぐらが一か所に落ち着かない状況にあり、色々なねぐらを転々とし、ねぐらも分散もし始めています。ねぐらが1か所であれば、そこからの移動距離に限界があるので一定以上の広がりを見せませんが、ねぐらが分散することで、移動できる範囲が広がり、そこで新たな繁殖地や餌場を見つければ個体数はさらに増加し、分布がさらに拡大していく危険もあります。分布の拡大は農業被害が起こす可能性もあります。とはいえ、安易に駆除という判断が解決への近道とは限りません。

私たちは分布の拡大や個体数の増加を抑えるためにはどうするべきなのか、うまく共存できないのかなど、調査による情報の蓄積や、増加させないための啓発活動を続けています。

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代表:小宮輝之

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