
事業の目的



持続可能な地域社会の形成をめざして
こどもをはじめとする多世代の住民が主体的に地域に関わる機会を創出し、人と人とのつながりを育みながら、顔の見える地域社会をめざしています。
また、こどもを中心に据えながらも、多世代が交流・協働し、地域の未来を共に育む土台づくり行い、行政施策との連携や共創の機会も視野に入れ、持続可能な地域社会の実現を模索しています。
【ふぁみスポ】
生きがいづくりと多世代交流の促進
・様々なスポーツや体験型活動を通じて、子どもから大人までが楽しみながら心身の健康を育むとともに、他者との協働や愛着形成の機会を提供します。
・活動を通して、自分の「好き」や「得意」を再認識し、自己肯定感や社会的つながりを育むことをめざしています。
【創作おばけ屋敷】
創造性・協働力・危機対応力の育成
・子どもたちが主導しておばけ屋敷の企画・運営を行うことにより、想像力や表現力、役割分担・連携力を育てます。
・非日常的な空間での体験を通じて、緊張感のある場面での判断力や行動力を養い、社会性や危機対応能力の向上につなげています。
【東松島市こどもドまんなかフェス】
こども主体の地域参画と地域交流の活性化
・こどもたちが地域住民とともにイベントの企画・実行に関わることで、「まちを創る」体験を通じて、地域経済や社会活動への関心と理解を深めます。
・幅広い世代の住民が一堂に会するイベントを通じて、地域交流を促進し、互いを支え合う地域づくりを進めています。
これまでの活動



2021年
東松島市立矢本西小学校と連携し、児童・保護者を対象とした創作おばけ屋敷「矢本西小におばけが大集合」を実施。
校舎全体を使い、非日常の空間を演出することで、親子の愛着形成や地域交流のきっかけとなりました。
2022年
おばけ屋敷創作団体「バケラッタ」を設立。
矢本西小での第2回「おばけが大集合」をはじめ、矢本東市民センターでの「バケモノフレンズ」など、地域のこどもたちと共に創作・企画・運営を行うスタイルを定着させることに成功しました。
多様な役割を体験することで、子どもたちの創造性や主体性を育んでいます。
2023年
こども実行委員を発足し、子どもたち自身がまちづくりの主役として活動できる体制を整備。
大曲市民センターでの創作おばけ屋敷では、委員がキャスト(おばけ)や誘導役、仕掛け作りなどを担い、地域イベントを自分たちの手でつくりあげました。
また、「ふぁみスポ」では、親子で参加できるサッカー教室、ダンス教室、走り方教室、DIY教室、ピックルボール教室を開催し、運動や創作を通じた親子のスキンシップや地域内のつながりづくりを進めました。
2024年
奥松島クラブハウスで開催された盆栽祭りにて、こども実行委員による創作おばけ屋敷を実施。会場内の一角を活用し、子どもたちが主体となって演出・運営を行いました。
同クラブハウスで行われた夏祭りでは、ウォーターエリア(ウォータースライダー、水鉄砲大会、ビーチバレー等)の企画運営を担い、来場者に大きな賑わいをもたらしました。
ふぁみスポでは、初心者向けストリートダンス教室、ミニテニス教室を新たに開講し、世代を問わず参加できる機会を増やしました。
さらに「東松島市こどもドまんなかフェス2024」では、巨大段ボール迷路、こども縁日、なぞときクイズラリー、eスポーツ・ボードゲーム体験、出張サウナ体験など、多彩な体験を通じてこどもたちが主役となる地域イベントを実現。地域内外から多くの参加者を集め、世代間交流と地域のにぎわいを創出しました。
これまでの事業成果



子どもたちの主体性と創造性の向上
- 創作おばけ屋敷やフェスイベントでは、子どもたち自身が「考え」「動き」「実現する」経験を重ねています。
- 企画・準備・運営まで関わることで、主体性・責任感・チームワーク・創造力が育まれました。
- 初対面の子同士が自然と協働し、新たな友情やつながりが生まれています。
親子の愛着形成とコミュニケーションの促進
- 「ふぁみスポ」などの活動では、親子が一緒に身体を動かし、笑顔で過ごす時間を共有することで、親子間の信頼関係が深まりました。
- 子どもたちの頑張る姿を間近で見る機会が増え、保護者自身の子育てへの前向きな気づきも生まれています。
多世代交流による地域コミュニティの再構築
- 子ども・若者・保護者・高齢者など、多様な世代が同じ場で役割を持ち、共に楽しむ場づくりが進んでいます。
- 自治会や地域団体と協働した活動により、住民同士の交流が生まれ、「顔の見える関係づくり」が地域に根付きつつあります。
地域住民のまちづくり参画意識の醸成
- イベントの運営に住民が関わる中で、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という意識が芽生えてきました。
- 子どもたちの姿を通して、大人自身もまちづくりに対する関心が高まっています。
地域資源の活用と活性化
- 公共施設(小学校、市民センター、クラブハウス等)を有効活用し、にぎわいや新たな使い方を創出しました。
- 地域の祭りや行事と連携することで、既存の地域資源に新たな価値を付加しています。
子どもたちの自己肯定感・自己有用感の向上
- 「自分が役に立っている」と実感できる経験を積むことで、自信や達成感を得ている子が多増えています。
- 活動後には「またやりたい」「今度はリーダーをやってみたい」といった前向きな声も増えています。
事業の必要経費



【備品・消耗品関連】
- 運動教室や工作イベントに必要な備品(スポーツ用具、工具、教材など)の購入費がかかります。
- おばけ屋敷やワークショップで使用する紙類、文具、装飾品などの消耗品費が必要です。
【会場費・施設使用料】
- 体育館、公民館、地域施設等の会場を借用する際の使用料が必要です。
- 雨天対応などで屋内施設を確保する際の費用も発生します。
【人件費・謝金】
- 講師や指導者(スポーツ指導員、工作講師、舞台演出家など)への謝金が必要です。
- 安全面や運営を補助するスタッフの人件費(ボランティア謝礼)も必要となります。
【広報・印刷費】
- 地域住民への周知のため、チラシやポスターの印刷費、SNS運用に関する費用がかかります。
- フェスティバルなど大規模イベント時には、広報物の拡充や看板等の製作費も必要となります。
【装飾・衣装・演出関連費】
- おばけ屋敷等で使用する装飾物や照明器具、衣装などの演出に必要な物品の購入費がかかります。
- 安全面の配慮として、誘導灯や緊急対応用備品の用意も必要です。
【保険料】
- 参加者・スタッフが安心して活動に参加できるよう、イベント保険・ボランティア保険への加入費用が発生します。
【通信・運搬費】
- イベント機材の運搬にかかる車両費や、連絡用の通信費も必要です。