
事業の目的



自立援助ホームとは、児童福祉法に定められる児童自立生活援助事業Ⅰ型(第二種社会福祉事業)です。
虐待や貧困など様々な理由により家庭で暮らすことが出来なくなった義務教育終了後の高齢児童(15歳以上)に、生活の場を提供し、就労支援等を行うことで、社会で生き抜く力を養い、自立していくことをサポートします。
まずは大人との信頼関係を取り戻すことから始めます。自立援助ホームに来るこどもたちの多くは、虐待等によって大人たちを信じることが出来なくなっています。共に生活をすることを通して、信頼できる大人もいるということ、安心できる環境を手に入れ、心を安定させます。
また、今は虐待や貧困という境遇からは抜け出せているとしても、その過去のせいでろくな教育を受けさせてもらっていない、人間関係を築くのに困難があるなどの影響があり、将来の選択肢が狭められているとしたら、それは未だに「ネガティブな過去に未来を奪われている」と言えてしまうと思います。
自立援助ホームでは、そういったこどもたちと取り戻した信頼関係という土台の上で何度も話し合い、こどもたちが未来に希望を持てるように、そしてその未来が叶うように、生活支援・就学支援・就労支援などの様々な支援を行っています。
事業の必要経費



・生活費(食費・水道光熱費・保険料など)
・人件費
・修繕費(空き家の利活用のため)
・就学費(授業料、通学費など)