私たちの取り組む課題


人口減少が進み、沈みゆく山村
消費し続け、持続不可能な社会
生まれる格差、排除される違い、分断化する社会
ますます進む地球温暖化に環境汚染
それに伴う自然災害の頻発
私たちが暮らす社会のすべての課題が
私たちが取り組むべき課題です
なぜならすべては人が生み出しているからです。
現代社会は「誰かとつながること」が難しく、希薄になったつながりは社会課題を複雑にしています。
同様に自分が社会や自然環境とつながっている実感の薄さは、社会課題を遠いものにし、さらに悪化させることに関与してしまうこともあります。
人が、ひとと、社会と、自然とつながりを感じる場を創り出し、さらに自分にもできることがあると実感する教育の場が必要なのです。
なぜこの課題に取り組むか


未来は私たち次第
これまで幸せや豊かさの価値観は「都市の価値観」と同義でした。一方で都市の問題から引き起こされる様々なひずみは弱いところにしわ寄せが来ます。こどもや小さな山村です。
私たちが根付くやすおか村は、戦前の満州移民や高度成長期の人口流出を経て、1600人に満たない山村になりました。
本来、守られなければならないこどもたちは、生まれた環境によって教育の質や機会は必ずしも平等でなく、保証されることもありません。
私たちは今にもなくなりそうな小さな山村を逆手に取り、限りある資源の中で生き抜いてきた人や村の暮らし、自然の価値を教育財として掘り出してきました。今では様々な対象への事業を開発、年間27000人に教育活動を提供する場所となりました。
その教育が認められ、地域づくり総務大臣表彰をはじめ、読売教育賞、長野県協働大賞、博報賞など数多くの賞を受賞。今では全国のみならず中国やアメリカからも視察や講演依頼がやってきます。
それはなぜでしょうか?
小さな山村にこそ、人を育てる場所があることを証明したからです。そしてコロナウイルスの蔓延や自然災害が頻発する中で、現代社会の脆弱性や課題があからさまに浮き彫りにされました。それらの課題を解決する方法は決して正解を教える教育にはないのです。
希望の未来を生み出すヒトを育てるために、わたしたちの教育活動が必要であると信じています。
それは弱いものでも、希望となる教育が作り出せること。山村というハンデを強みにし、むしろ人を育てる最良の場所であること。だれでも未来を創り出せることの証明でもあるのです。
当たり前の暮らしが人を育てることは社会の希望となるのです。
支援金の使い道
いただいた寄付は事業費や人件費に活用
グリーンウッドの収入の8割は、こどもや青年、地域づくりや教育関係者など年間延べ27000人に対して行っている事業費で賄われています。
一方、温暖化による酷暑や災害級の雨の増加、こどもの体験不足による安全管理の難しさ、こどもを取り巻く事件など、野外での体験活動を実施していく条件が厳しくなっています。
また物価高や最低賃金の値上げは参加費の値上げをせざるを得ず、参加者は限られてきています。豊かな体験を家庭環境に関係なく得られるようにするためには、私たちの活動ノウハウを学校、放課後児童クラブやこどもの居場所、家庭に伝えていかなければ広がっていきません。
こどもたちの体験をこれまで通り行っていく。そして私たちが培ってきたこどもを自由の中で育てるノウハウを広げていく。
そのためには安定したスタッフの確保やボランティアスタッフの研修など、人件費の確保が必須になります。
教育は未来づくり。未来づくりはヒトヅクリです。一緒に未来をよりよくできる人を育てませんか?