事業の目的
全国の13~25歳の若者が、進路や中退、生活相談ができる窓口を運営しています。特に経済的に厳しい若者には食糧支援・現金給付を実施。食糧支援で目の前の生活を安定させ、就職や進学、公的機関へのリーチなど、本人が次の一歩を進めるように伴走します。
これまでの活動
⚫︎ユキサキチャットの特徴
・社会福祉士、精神保健福祉士などの専門性を持ったスタッフが「否定せず関わる」ことを大切に若者と関わる
・親に頼れず困窮する若者には、ひとりひとりの状況に合わせて現金給付・食糧支援を実施
・一時的ではなく、長期的なサポートを届ける
⚫︎相談内容(例)
・転校・編入を考えている
学校に行けない日が続いていて、通信制か定時制高校に転校するのか、中退して働くのかを迷っています。親は「高校は卒業しなさい」としか言わず、学費や手続き、卒業後の進路などのことを考えると転校か働くかを迷っていることも言い出せずにいます。
・経済的な理由で進学か就職か迷っている
ひとり親家庭なので、高卒で就職したほうがいいのか進学したほうがいいのか迷っています。進学できても生活費を稼がなきゃいけないし、ちゃんと学生生活が送れるかな…。どうすればいいですか?
・親に頼れず、生活が不安
アルバイトの給料を生活費にしているのですが、コロナで働く日が減ってしまいました。仕事はなかなか覚えられないし人と話すのも苦手なので、あたらしい仕事を探すのも不安です。親には頼れないので、自分がもっと働くしかないのですが…。
・どうにか状況を変えたい
進路が決まらず、高校を卒業しました。同年代は今ごろ進学していたり、働いていたりすると思うと、昼間に外に出るのもつらくて。家は経済的に余裕がないので、働いて自立したいと思ってるのですが…。
⚫︎コロナ禍で困窮する10代への緊急支援
コロナ禍では、保護者に頼れず困窮する10代から相談も受け取っています。支出が収入を上回る「赤字」状態にあるなど支援が必要な場合、食糧支援や現金給付も実施しています。食糧や現金での支援とユキサキチャットでの継続した相談サポートを行ない、就労、福祉や医療などにつないでいきます。
これまでの事業成果
ユキサキチャットの実績(2017~2021年度)
・登録者数:13,851名
・相談者数:3,453名