私たちの取り組む課題
わたしたちが取り組む社会課題は、「ユース世代の孤立」です。「ユース世代の孤立」は、不登校・中退・家庭内不和・経済的困難・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こります。
彼らひとりひとりの境遇はさまざまです。経済的に困難な状況にある人、家庭や学校が安心できる場ではない人、発達障害/学習障害を持っている人など、多様な事情が重なり合っています。それらの事情によって、孤立しやすい状況が生まれています。
家庭の経済状況は、教育や文化的経験の機会に影響します。居場所だと思える場やコミュニティに出会うきっかけが少ない状況になります。くわえて、過去の経験によるつながりづらさもあります。いじめや人間関係のトラブル、家庭での暴力や虐待・無関心など、さまざまな背景からの心理的ハードルです。これらが重なると、さらに孤立が深まります。
また、未成年であれば本人が自力でとれる選択肢は狭まります。彼らが頼れる人とのつながりをなくし孤立した状況になると、社会にあるさまざまなセーフティネットへ辿り着くことも難しくなります。また、危険な大人とつながり事件に巻き込まれてしまうなど、深刻な状況に陥ってしまうこともあります。
なぜこの課題に取り組むか
大人と子どものはざまにいる10代は、いまあるセーフティネットから抜け落ちやすい存在です。身動きも取れず行き詰まる彼らをひとりにしないために、サポートが必要です。
D×Pは、定時制高校での活動とオンラインでの活動をかけ合わせ、10代とつながります。日常的な雑談から、生徒の困りごとを拾いサポートにつなげる学校での取り組みと全国から気軽に相談できるLINE相談で10代の孤立を防ぎます。
寄付金の使い道
わたしたちD×Pは、寄付を収入に活動を続けています。
高校生が暮らす地域に、そして社会にD×Pの価値観に共感し体現する人がいることは、誰にとっても大きなセーフティネットになるはずです。
どんな境遇にあっても、「生きていける」と思えるようなつながりを得られる社会をわたしたちと一緒に実現する仲間になってください。
寄付金は下記の取り組みに活用させていただきます。
・月 3,000 円の寄付:困窮状態にある若者2人に30食分(約1ヶ月分)の食糧を送り、ユキサキチャットでの進路・就職相談を1ヶ月受けることができます。
・月 5,000 円の寄付:5人の高校生が、人と関わってよかったと思える経験をつくるD×Pの授業に1回参加することができます。
・月 1 万円の寄付:高校生に安心できる居場所を届ける居場所事業にて、約200人の高校生に食事の無償提供を行なうことができます。