
事業の目的



私たちは、日本語を母国語としないご家庭のお子さんや、様々な理由で学校に通うことが難しい子どもたちが直面する「言葉の壁」「学校への適応の難しさ」「孤立」といった課題の解決を目指しています。
そこで、学校でも、フリースクールでも、学童でもない、誰もが気軽に立ち寄れる「第3の居場所(サードプレイス)」を運営しています。
この場所では、子どもたちが安心して自由な時間を過ごせるだけでなく、学習サポーターや心理カウンセラーが常駐し、勉強のサポートから心のケアまで、一人ひとりに寄り添った支援を行っています。
多様な背景を持つ子どもたちが、誰一人取り残されることなく、自分らしく健やかに成長できる。そんな温かいコミュニティを育くみ「誰もが生き生きと活躍できる社会の実現」を目指しています。
これまでの活動



春の水上バスで浅草遠足では「不登校」の高校生2名と、支援サポーター2名の4人が参加。
不登校期間がながく、遠足という行事に縁がなかった。という二人の男子生徒が遅刻することなく集合。
初めての水上バスと、漫才観劇、浅草の下町グルメなど、楽しい一日になった。
サードプレイスを定期的に訪問しておしゃべりしてくださる不登校児の親御さんも数も日に日に増えて、
毎週5,6名が意見交換や世間話をしている。
誰にも話せずに自分を追い詰めていた。という親御さんたちが、「来てよかった」と、翌週も来てくださるようになった。
サードプレイスに参加する小学生たちは、絵本や図鑑を読んだり、カードゲームで遊んだりさまざま。
おしゃべり好きな児童もいれば無口な児童もいるけれど、それぞれに「自宅以外」の場所、サードプレイスでの時間を楽しんでいる。
これまでの事業成果



孤立しないように、悩みを抱える人達がボネキープを中心に、
学校や地域、商店街とつながっていくことを目標とするこの活動は、
5月から始まったばかり。
まだまだ参加人数も少なく、規模もだいぶ小さいけれど、口コミでひろがっている様子。
悩みを抱える親御さんたちの意見交換や、ペーパークラフト作りの時間はおかげさまで好評をいただいている。
社会福祉協議会や子ども家庭支援センター、地域のボランティア団体と連携しながら
すこしづつ成果を上げている手応えがある。
事業の必要経費



誰でも気軽に立ち寄ることのできるサードプレイスの確保と、
ボネキープへ遊びに来てくれたみんなとつながるイベント開催のための必要経費は以下の通り。
宿題や自習のための筆記用具や参考書。
勉強サポートの講師への謝礼。
時間を過ごすためのカードやボードゲーム。折り紙、ジェンガ、クラフトキット一式、色鉛筆、画材など。
春の遠足、秋の社会見学、新年のお祝い会。年に3回開催予定のイベントにかかる経費。
今年の春は「水上バスで浅草へ行ってレトロ東京散策遠足」を開催。
水上バスの乗船チケット(ひとり千円)と、浅草演芸場にて漫才観劇(入場料)、付き添いサポーターたちへの交通費。
サードプレイス滞在時間の長い児童や生徒たちの軽食と飲み物。おやつの提供。