事業の目的
2011年度より子育てネットで取り組んできた「人づくり・つながりづくり」事業の中からたちあがったぴよちゃんバンクは、西成区児童虐待・子育て支援連絡会議/(要保護児童対策地域協議会)の中でぴよちゃんバンクに支援依頼が決まった家庭へ訪問支援を行ってきました。
それまでに支援依頼を受けた家庭に加えて、新たに地域からつなげられた家庭、こども相談センターからつなげられた家庭など、私たちができるカタチで、つながりを続けています。
ぴよちゃんバンクにつながる家庭は、制度の狭間にあって、社会や地域との関係性が薄く、孤立しがちな環境におかれ、放っておくと孤育ての状況がつくられてしまうと感じています。
そこには子どもの背景として、親の生育歴、傷つき体験、障がい、疾病、貧困(経済的、地域とのつながり、学力、育ちなど)、子どもにあるニーズなど多様で複雑化した事情があり、制度やサービスを利用するにも、そこに利用するための枠や決まりがあって、つながりにくさを感じます。
ぴよちゃんバンクでは、その家庭とつながる、お家の中に入って保護者と顔を合わせ、会話することができる強みからどのようにサポートできるのか、その中で今、わたしたちにできることを考えます。SOSの出せるを関係をつくり、つながりを続けています。そうした中で、急なSOSにどう対応することができるか。新たにつながりが必要な家庭に今できることの中で何が必要かを考えています。
わが町にしなり子育てネットの取り組みとしてネットワークとネットワークの中の各機関や団体の強みが活かせる取り組みにしていきたいと考えています。