事業の目的
昨今、ヤングケアラーという言葉が流布し、誰もが知っている言葉として広がってきている。全国至る所で調査活動が行われ、中学生と高校生の調査では、17人に1人(大阪市中学校の調査では全体の1割がヤングケアラーということが証明されている。大阪市にざっと4,500人強のヤングケアラーが存在している。)の割合で「ヤングケアラー」が存在しているという事実が証明された。
しかし、保護者が社会の中で生きにくさを抱え、その保護者を助けるためにヤングケアラーとして生活を支えている子どもたちは、もっと幼い頃から家事やきょうだいの面倒を見る環境に関わっているのではないだろうか(要対協でも西成区の子どもたちは幼い頃から様々な家庭の仕事を任されていることがしばしば話に出る。)
西成区の中で調査活動を展開し、幼少期から小中学生の子どもたちの現状を明らかにして、西成区独自の支援の仕組みを創りだすために「西成区ヤングケアラープロジェクト」を立ち上げた。