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地域の草の根グループと連携して、湿地にかかわるNGO のネットワークを運営し、ラムサール条約にもとづく考え方・方法により、すべての湿地の保全、再生、賢明な利用を実現す る

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調査研究事業

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これまでの活動

2021 年度のシギ・チドリ部会は、現地訪問や対面での会議がほぼ不可能な中、リモートでの情報交換を行った。

中心の議題は、開発事業が進行中の岡山県玉島干拓において、シギ・チドリ類の生息地を確保するため、地元で

事業者と地域の人々への働きかけをするグループ「たましま干潟と鳥の会」の支援であった。

リモートでの会議のため、球磨川や博多湾、吉野川河口などの経験の他、外部の専門家の広い視野からの助言も得て、保全手段や啓発活動の方向性が見えて来て、地域に働きかける機会の創出を目指した企画に向かうことができた。吉野川河口は橋梁事業の環境影響評価から、シギ・チドリ類に関するデータも蓄積されており、井口理事他、他団体の専門家とも協力して、取り組んだ。

これまでの事業成果

●ヘラシギ国際シンポ11 月

11 月21 日(日)八代市とweb を結んでハイブリッド開催。(詳細は球磨川プロジェクトの項参照のこと)

●モニタリングサイト 1000(MS1000)シギ・チドリ類調査

12 月15 日(水)、2021 年度及びこれまでの5 年間の調査に関する検討会があり、検討委員として柏木が参加した。

●EAAFP 国内連絡会

2022 年2 月24 日にEAAFP の活動の国内での実施について話し合うEAAFP 国内連絡会がオンラインで行われ、呉地・金井・柏木が参加した。

●吉野川プロジェクト

吉野川河口から14.5kmにわたる汽水域とそこに広がる河口干潟は国内最大規模を誇る。2022 年3 月21 日最河口の高速道路が開通し、約20 年間にわたる河口域に係る大型開発は節目をむかえた。

1)シギ・チドリ部会での吉野川河口の調査データの情報整理

最河口の高速道路橋モニタリング調査において、シギ・チドリ類、底生生物、地形変化等が集積し公開されており、河口域が持つ科学的データとしては全国でも屈指と言われている。高速道路開通後今後2 年間の事後モニタリング調査が行われる。シギ・チドリ部会と協力して、これらの情報収集および情報共有を行った。

2)吉野川河口みらい講座(オンライン)の開催

吉野川河口の多様な価値を再確認し、多様な視点から考え、未来に引き継ぐ方法をみつけるために、地元のとくしま自然観察の会と共催でオンライン講座『吉野川河口みらい講座』の開催をはじめた。吉野川河口域のラムサール登録に向けて市民の意識高揚につなげるプロジェクト。これまで2 回開催し、YouTube 公開している。話題提供は、和田太一氏(NPO 法人南港ウェットランドグループ)であり、講師料等は、とくしま自然観察の会による 地元の助成金をあてた。第1 回 オンライン講座2022 年 1 月22 日(土) 「底生生物からみた吉野川河口域の重要性」 第2 回オンライン講座 2022 年3 月12 日(土)「渡り鳥にとって吉野川河口域はどんなところ?」

〒1100016

東京都台東区台東1-12-11青木ビル3階

03-3834-6566

http://www.ramnet-j.org/

代表:永井光弘・金井裕

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