事業の目的
被爆地の外である東京で、「ヒバクシャと出会う」場を作っていきます。
日本では、まだまだ原爆や核兵器の問題は、過去の出来事、そして広島や長崎のものであると捉えがちです。どこでも被爆者の被爆体験を聞き、考えることができるよう、オンラインでの被爆証言会を実施しています。
KNOW NUKES TOKYOでは、被爆者と若者の対話形式の証言会を企画。一方的にお話を聞くだけでなく、被爆者の方の人生の横を歩かせてもらう。「被爆者と若者の二人三脚」で核兵器の現状と向き合う場を目指します。
これまでの活動
核兵器禁止条約発効から1年の1月22日、「オンライン被爆証言会vol.1『ヒバクシャと会ってみよう』」を開催しました。
胎内被爆者の濱住治郎さんをお招きし、胎内被爆とはなにか、そしてその影響は今も続いていることをお話してくださいました。30名近い参加があり、中には初めて被爆体験を聞く人も。その後も継続して、被爆証言会を実施しています。
少人数で被爆者のお話を聞く場も設けており、2021年の夏には田中煕巳さん、濱住治郎さん、和田征子さんのお話を伺いました。
また、インスタグラムやツイッターなどのツールを活用して、ヒバクシャの声を世界に届ける取り組みも行っています。
【オンラインでの被爆証言聞き取り・発信の実績】
・2022年1月22日「オンライン被爆証言会vol.1 ヒバクシャと会ってみよう」
・2022年3月2日「ロシアによる核の威嚇を受けて和田征子さんからのメッセージ」
https://www.instagram.com/p/CamIh6rjAoG/
・2022年4月24日「オンライン被爆証言会vol.2 ヒバクシャと会ってみよう」
【2021年度実績】
・2021年7月30日 インスタライブ「activist talk」
https://www.instagram.com/tv/CR3lO2-i607/
・首都圏在住の被爆者とのオンラインでの対話「核兵器禁止条約発効後、初めての8月6日、9日に向けて」
これまでの事業成果
学校で核兵器に関するイベントを開催した参加者も、この証言会をきっかけに、自分ごととして考え始め、行動する際に指針になっています。
ヒバクシャと若者の対話から交流する形は、ヒバクシャの記憶だけでなく、想いを繋ぎます。「新しい継承の形」というお声もいだたきました。(参加者アンケートより)
また、メディアでも取り上げられています。日本、そして世界にヒバクシャの声を届けています。
・2022年1月22日 NHK World
・2022年4月24日 NHK World
事業の必要経費
証言会を継続的に続けていくためには、場づくりのための費用が必要です。
・証言会を行う会場費
・交通費
・配信費用 など