
事業の目的
2023年の運動を継承し、私たちは、「2023年10月時点の世界の経済成長率は3.2%で、その10%が資源関連産業によるもので、資源関連産業は大きな利益を生むものの、環境問題の原因になるだけでなく、利益が一部の富裕層に集中し、経済格差の拡大へとつながる可能性があり、経済格差により、国の成長の陰で取り残されてしまう人たちが出てくるという問題」に着目し。環境への負担が少ない事業を構築しつつ、急速な経済の発展に取り残される人が出ないよう、地域の雇用を促進し、住み暮らすあらゆる人々が受益できる持続可能な仕組みの構築を目指しました。
これまでの活動
2023年:インドネシア 東ジャワ州 ジョンバン県 プロボリンゴ
イーストジャワJCとのタイアップで、メンバー企業5か所に10個のゴミ箱を新設
58,710円
これまでの事業成果



2024年の成果
JCI バンドンや現地の養蚕業者と密接に連携して、貧困に苦しむ女性たちに雇用と教育の機会を提供するために、環境に配慮した養蚕事業をおこないました。
まず、養蚕の実施を行いました。地元女性が養蚕技術を学び、シルクの生産を開始しました。経験不足や品質管理の課題があるもの、現地では安定的な生産体制に向けて試行錯誤を繰り返しております。次に、桑の木の植樹を行いました。蚕の餌を確保するために約50本の桑を植樹し、2024年末までに85%が順調に成長しているとの報告を受けました。そして、女性の雇用と教育を行いました。現地にて2名の女性を直接雇用し、養蚕技術を指導しました。また自宅で養蚕できるキットを配布し、今後多くの女性に機会を提供できるようにします。最後に販路の確保を行いました。地元市場での販売を開始しました。計画遅延や生産体制の課題があるもの、2024年末で販路拡大を進めているとの報告を受けました。
課題として「養蚕技術の向上と品質管理の強化」「雇用規模の拡大と柔軟な教育体制の構築」「販路を地元から国際市場へ販路拡大し、収益性の向上」があげられますが、このプロジェクトは、貧困と環境問題を同時に解決する持続可能なモデルとしてバンドンにて展開中です。
事業の必要経費
2024年はバンドンにて貧困に悩む女性に向けた蚕事業の展開と桑の木の植樹を行うのに、1,379,440円の費用がかかりました。この事業を行う上で、多くの人、団体の支援がございました。誠にありがとうございました。