事業の目的
日本人が国際的な場で仕事をする機会はこれからますます増えていく中で、多様な考えを持つ人と協力しながら具体的に物事を進めていける人材(グローバルリーダー)の育成が求められていますが、日本では「グローバル=英語」「リーダーシップ育成=トップ層育成」という考えが根強く残っており、本来のグローバルリーダーシップ教育がなかなか行われていない現状があります。教育現場においても、そういった課題意識は持っていながらも、学校現場において改革を行っていくことは、現在の教育制度上難しいのも事実です。
本来の「リーダーシップ育成」とは、一人ひとりの可能性・主体性を伸ばすことです。一部のトップ層を育てるのではなく、自分自身が学校・職場・世の中での目標と役割を持ち、その責任を達成する能力をつけることです。
文部科学省も、学習指導要領にて、「個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養う(一部抜粋)」、「課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない(一部抜粋)」と発しています。
わたしたちは、世界中の小・中学校4,100校以上に導入され、非行の減少、学力向上など、多くの学校で高い評価がされている学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」を日本の小・中学校に導入すべく社団法人を立ち上げました。教職員と児童それぞれがリーダーシップを持ち、集団で学校の文化を形成するものです。米国では、地域の企業が学校のスポンサーになり、その地域の学校に「リーダー・イン・ミー」を導入するという取り組みを通じて、地域ぐるみで優秀な人材を育成するという仕組みが確立しつつあります。
たくさんの個人・法人のスポンサー様が当社団法人の趣旨にご賛同いただき、将来グローバルな場で活躍できる優秀な人材をひとりでも多く育て、日本の未来へ貢献していければと考えております。
これまでの活動
【私立小学校】
2014年度導入
・江戸川学園取手小学校(茨城県取手市)
2016年度導入
・聖徳学園小学校(東京都武蔵野市)
【公立小学校】
2016年度導入
・境町立境小学校(茨城県猿島郡)
・境町立長田小学校(茨城県猿島郡)
・境町立猿島小学校(茨城県猿島郡)
・境町立森戸小学校(茨城県猿島郡)
・境町立静小学校(茨城県猿島郡)
2017年度導入
足立立区立花保小学校(東京都足立区)
2019年度導入
・大阪市立日本橋小中一貫校(大阪市立浪速区)
・多摩市立多摩永山中学校(東京都多摩市)
2020年度導入
・横浜市立朝比奈小学校(神奈川県横浜市)
・江南市立古知野北小学校(愛知県江南市)
・豊島区立南池袋小学校(東京都豊島区)
・荒川区瑞光小学校(東京都荒川区)
・杉並区立沓掛小学校(東京都杉並区)
・立川市立松中小学校(東京都立川市)
2021年度導入
・柴田町立槻木小学校(宮城県柴田郡)
・仙台市立幸町南小学校(宮城県仙台市)
・美里町立小牛田小学校(宮城県遠田郡)
・美里町立不動堂小学校(宮城県遠田郡)
・気仙沼市立気仙沼小学校(宮城県気仙沼市)
2022年度導入
・大和町立吉岡小学校(宮城県黒川郡)
・仙台市立鶴巻小学校(宮城県仙台市)
・仙台市立太白小学校(宮城県仙台市)
・塩竈市立月見が丘小学校(宮城県塩竈市)
【公立中学校】
2019年度導入
・多摩市立多摩永山中学校(東京都多摩市)
2020年度導入
・津市立東橋内中学校(三重県津市)
【私立中学校】
2020年度導入
・大阪金剛インターナショナル小学校(大阪府大阪市)
2022年度導入
・明治学園小学校(福岡県北九州市)
【私立高等学校】
2016年度導入
・青山高等学校(三重県津市)
これまでの事業成果
2019年8月20日の日本経済新聞にリーダー・イン・ミー導入3年目となる足立区立花保小学校の記事が掲載されました。花保小学校では、道徳としての「リーダー・イン・ミー」の指導だけではなく、他教科や委員会活動の中で「7つの習慣」を組み込み展開しています。