私たちの取り組む課題



現在の社会には、目的や機能が明確な場所が多く、中高生年代の若者が「ただ、安心して居ること」が許される場は限られています。進路や受験、部活動など、さまざまな選択を迫られる時期だからこそ、目的を求められずとも安心して過ごせる「居場所」が必要だと考えました。
なぜこの課題に取り組むか

大学時代、中高生の居場所づくりに取り組むNPOで活動していました。いろんな価値観や実践と出会うなかで、「世界」は、目の前にあるものだけじゃなく、もっと多様な見え方や捉え方ができるんだ――そんな感覚に出会いました。
そのときの実感が、今の自分の原動力になっています。
何かを決めなきゃいけないわけでも、特別な何かをしていなくてもいい。
ただ「居る」ことが許されて、ふとした瞬間に、多様な景色や人、ことばと出会える。
そんな時間や場が、まだ輪郭がはっきりしないこれからに向き合う人にとって、少しでも背中を支えるものになったらと思います。
「はっこう基地」という名前には、自分の内側にあるものが少しずつ動き出したり、光ったり、発酵していくような、そんな過程を大切にしたいという想いを込めました。
ここで過ごした日々が、誰かにとっての“青春”に
そしていつか、「あの時間があったから今の自分がいる」と思えるような場所になること。
誰かの青春が、他の誰かの青春にもつながっていく。
そんな連鎖が生まれたら、本当に嬉しいです!
支援金の使い道
子ども含め、多くの人から出た「やってみたい!」を叶え、その先にある『きっかけ』をつくるために使わせていただきます。