応援メッセージ⑧高安和夫さん
2023/7/29 16:32
いつも応援ありがとうございます!本日もスローフードのネットワーク内外からの応援メッセージを紹介します!
本日メッセージを寄せていただいたのは、高安和夫さん。一般社団法人トウヨウミツバチ協会の代表理事、NPO法人銀座ミツバチプロジェクトの理事及び最高顧問、そしてスローフード銀座のリーダーとして、都市養蜂のプロジェクトである銀座ミツバチプロジェクトの立ち上げや、先日の記事でも紹介した「ニホミツバチ」の保護の活動、養蜂を通した農福連携の普及活動など、”ミツバチ”を基軸に様々なプロジェクトに関わられています。
9月に開催の「テッラマードレジャパン」の中でも、ミツバチの特設コーナーを設ける予定です🐝
高安和夫さんからのメッセージ
スローフードとの出会いは、2009年。国際スローフード運動の創設者、カルロ・ペトリーニ氏の講演会に参加したことでした。その時、「ミツバチと農薬の関係について、スローフード運動ではどのように理解されているか?」と言う質問をしたところ、「スローフード運動でもミツバチの事はとても大切にしている。」とお話しいただきました。
そして、2010年のテッラ・マードレに日本の代表団の一員としてニホンミツバチのハチミツや巣箱を持参して参加しました。それ以来、スローフード銀座を設立し、2年に1度の開催時には参加しています。また、2015年には「ニホンミツバチとそのハチミツ」が「味の箱船」として国際登録されました。
カルロ氏のお話の通り、スローフード運動ではミツバチは大切な存在のようで、毎回、イタリア養蜂協会などの関連団体が中心となり専用のコーナーが設置され、開催期間中、毎日テーマを変えてミツバチ関連のシンポジウムが開催されていました。
そのミツバチコーナーの設置方針に変化があったのは、2018年の大会でした。それまでは、ミツバチやハチミツにフォーカスしていましたが、その年の大会は”BEE THE FUTURE”というコーナー名で、生物多様性とミツバチだけでなく受粉に貢献する訪花昆虫の保護や復活のために植物を植える活動がテーマとなりました。
農産物や豊かな自然を守るため受粉に貢献をするのは、ミツバチだけでなく、花バチの仲間、アブやハエの仲間も受粉のお仕事をします。こうした訪花昆虫を増やす為に樹木や草花を植える活動は、都会でも、全国どの地域でも可能です。
スローフード活動を通して全国の仲間と、生物多様性保全と訪花昆虫の保護のために樹木や草花を植える活動を拡げて行きたいです。
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