私たちと同じ哺乳類でありながら、進化の過程で決して住みやすいとは言えない水中での生活を選んだイルカやクジラ達。
一生を水中で過ごすため、その生態の多くはまだまだ謎に満ちています。
そんなイルカやクジラ達が弱ったり、絶命して海岸にたどり着くことを「ストランディング」といい、日本では年間300件以上のストランディングが報告されていて、北海道では年間100件ほどのストランディングが発生しています。
それでは、私たちの生活でイルカやクジラのストランディングがどう関わってくるのでしょうか?
2018年鎌倉にストランディングしたシロナガスクジラの胃の中から大量のプラスチックが見つかったというニュースを覚えてる方も多いと思います。
プラスチック製のストローを紙製のモノに変更したり、レジ袋から再利用できるエコバッグを使ったりと、この出来事は私たちの海洋プラスチックゴミやSDGsへの関心も高まるきっかけにもなったと感じます。
この様に、ストランディングの研究はクジラやイルカの生態の謎などを解明するだけではなく、環境問題等の考え方や行動に発展する可能性も多く含んでいます。
ストランディングしたイルカやクジラたちの声を聞く活動している研究者がいるという事を知ってもらい、応援することができるクラウドファンディング。
クジラやイルカのことを知るきっかけの一つとして、一緒にストランディングネットワーク北海道をご支援いただけるととても嬉しいです。
whale artist あらたひとむ
世界中の人にクジラを知ってもらう活動をするホエールアーティスト。
著書に「クジラ・イルカの雑学図鑑」海文堂出版がある
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