事業の目的
教育は貧困をなくし、よりよい社会になるための重要なカギ
学校から故郷の村までバスを乗り継いで丸2日。
中国・雲南省の山岳地帯で暮らす少数民族の女の子は貧困、劣悪な環境での生活、古くからの伝統による女性に対する差別意識など様々な原因から「教育」を受けることができない状態にあります。そんな貧困少数民族地域で暮らす少女たちの教育を支援する「昆明市女子中学」と協働で、親元を離れ寮で暮らしながら夢に向かって頑張る彼女たちを応援するために2006年より開始されました。この少女たちは「春蕾生」と呼ばれています。
少女たち(春蕾生)が教育をうけられると、、、
①卒業後彼女たちは公務員や教師など貧困地域を支える貴重な人材として活躍し、家族や地域、さらに社会全体に効果をもたらします。
②教育を受けた女性は地震の子どもたちに教育を受けることの大切さを伝え、次世代にまでいい影響を与えます。
これまでの活動
里親サポーターの皆様には年に数回春蕾生から届くお手紙を通じて交流を図り、成長を見守ることができます。
他にも希望者の方は毎年6月下旬に開催される「ふれあいの旅」にて昆明市女子中学の卒業式に立ち会うこともできます。(※現在新型コロナウィルスの影響により開催中止とさせていただいております。)
他にも「25の小さな夢基金」で支援している春蕾生に対して様々な機会を設けるため日本の高校生との交流活動や、日本社会の最前線で活躍する方々からの講演会、日本語授業など幅広く行っています。
●日雲高校生国際交流プログラム・・・未来を担う日本と雲南省の子どもたちがお互いの文化を学び尊重し、視野を広げることを目的としたプログラムです。上海日本人学校と協働でプログラムを行い、お互いの学校を行き来して年2回ほど交流しています。
●「夢は叶う」講演会・・・春蕾生が夢や希望をもって彼女たちの未来が幸せになることを願い、実現可能な一歩を踏み出すため日本社会の最前線で活躍する方々をお招きして講演会を行っています。
●日本語授業・・・法人会員新世界教育集団様よりご協力いただき、春蕾生の希望者に日本語授業を行い、将来日本への留学や日本企業への就職を目指す彼女たちを応援します。
これまでの事業成果
これまでに約320名の里親サポーターにより約980名の生徒が支援を受けてきました。里親サポーターの皆様の真心と思いやりににより、殆どの生徒は大学に進学することが出来、卒業後は故郷で教師、検察官、裁判官、公社指導官、自治体職員など地域の発展に欠かせない貴重な人材として活躍するなど夢を実現することができました。今後は更にこのプロジェクトを拡大させ、日本への留学など更なる人材育成の活動を拡大して参ります。
事業の必要経費
当プロジェクトでは彼女たちの高校生活3年間を支援いただく方法として支援者は春蕾生を1対1で支援していただく形をとっています。1対1で支援する支援者のことを、当基金では里親サポーターと呼びます。里親サポーターになると、子ども1人に対し30,000円(年)の支援金によって、高校で学ぶために必要な就学費の支援ができます。お一人で複数の生徒を応援することもできます。その支援金は高校で学ぶための就学費用として、協会及び学校を通して支援生徒に支給されます。
「25の小さな夢基金」へのご支援は税額控除の対象となります。