私たちの取り組む課題
子どもたちがつらさを抱えたとき、子ども自身で、「どこか居場所を探そう!」という気持ちは生まれにくい。
外に出るよりも家のなかでボーとしたり、苦しい気持ちになったり、誰かを頼りたいと思ったり…
そのしんどさを一人で跳ね飛ばすことのできる子どももいれば、つらい気持ちに押しつぶされそうになる子もいます。
つらさを抱える前の子どもたちとたくさん繋がり、何かあったとき「withふくいに行けば!」と思い出してくれる、
そんなゆる~い繋がりを創りたいと思っています。
福井県内には、お家・学校以外に過ごせる場所がほとんどありません。
子どもの居場所づくりを通して、学校に行きづらい子どもたちや学校以外で過ごすことを選択した子どもたちが過ごせる環境を整えています。
≪実施事業≫
・予防的支援事業「あそびばー」
・居場所キャラバン事業
・LINE相談事業「つぶやきルーム」
・電話相談事業「withふくいホットライン」
・あそびと学習ひろば「子どもカフェ」
・フリースクール・フリースペース「マイプレイスTsubomi」
・まちなか相談室
・高校内居場所カフェ
・ヤングケアラー支援事業
・個別支援事業
なぜこの課題に取り組むか
≪県内の不登校者数と居場所≫
全国平均を下回るものの、増加傾向です。一方で、県内にある居場所は、嶺北8ヵ所・嶺南2ヵ所。うち週2日以上開設し、子どもが利用している所はほぼありません。
≪当法人の活動から≫
●私たちは、2019年から月1回の居場所を開設し、延べ255名の利用がありました。2021年には、週2日ショッピングセンター内で居場所を開設し、
2022年度は、延べ681名(2023年2月末現在)の子どもたちと保護者が集い過ごす場所になりました。
居場所開設の取り組みの1つである「まちなか相談室」では13件の相談を受けました。
●LINE相談には、2021年度は延べ1,280件となり、嶺南の子どもからも、
「学校はいけないけど、生活を楽しくしたくないわけじゃないのに…」
「私を認めてくれる人に、であいたい」
「(学校から)帰っても、お家の人がいないから寂しい」等の声も聴かれ、ショッピングセンター内の居場所利用に繋がった子どもたちもいます。
≪つらい!が言える町へ≫
●つらい気持ちを抱えた子どもや保護者が、地域の中で孤立しない町になることを目指しています。当事者理解を深めたり、マイノリティと言われる立場の方が、
当たり前に地域のなかで暮らせるよう、当事者理解を促す取り組みを行っています。
寄付金の使い道
あそびと学習ひろば「子どもカフェ」・マイプレイスTsubomiの運営
☆1日あたり2,000円程度の運営費が必要です。
予防的支援事業「あそびばー」・居場所キャラバンの実施
☆1回あたり5,000円程度の経費が必要です。
その他、子どもたちが使う遊具や備品の購入、子どもたちが過ごしやすい環境を整えるための費用、
地域住民への当事者理解を促進するための事業に使わせていただきます。