私たちの取り組む課題



恵那市の人口は、10年で7000人以上減少し、11年後の2035年に65歳以上が4割を超えると推計されています。将来市の財政状況やサービスの縮小が懸念され、私たちは共通認識を持つことが大切だと考えています。
恵那市は【第2期恵那市 まち・ひと・しごと創生人口ビジョン】を策定しています。地方創生10年の節目が過ぎ、人口減少の課題を行政だけに委ねておくわけにはいきません。そこで私たちは地域の強みや魅力を言語化し、発信し続けることに挑戦します。まちづくり団体や、移住者、土着文化を守る人、美しい手仕事、ひとりひとりが自分ごと化に移せるフリーペーパーの発行が課題を解決する方向に向かうと考えました。
地域で頑張っている人々が市民に届いていないという課題もあり、横のつながりを作る住民参加型。そしてニュースではなく資産を創るローカルメディアで課題解決を担っていきたいです。みんなで共に地域をデザインする時代に突入しています。
なぜこの課題に取り組むか



- 関係人口を増やすため
私たちは市外への発信、観光やインバウンドの方々にも届く活動に力を入れています。恵那山のふもとからのストーリーテリングを二十四節気の手紙のようにまとめ、美しさをデザインしています。中津川・恵那を知っている、行ってみたいな、体験してみたいな、と思ってもらえるような活動を目指しています。また、違う季節に「もう一度来たい」とリーピートしてもらえることで、泊まってみたい、さらには住んでみたいと、移住や定住のフックになる活動をしたいと思っています。
- シビックプライド(まちへの誇り)を育むため
まちの魅力や強みを多様な人の価値観、写真、文章、デザインされたフリーペーパーを通して言語化することで、地域の埋もれている魅力を掘り起こしをします。ひとりひとりが中津川・恵那市を知り、まちづくりに関心を持つこと。そして子ども達には、有機的なものを美しいと思える情緒を育みたいと思っています。街の魅力をPRする人が増えれば、地域住民のシビックプライドが育めるのではないかと挑戦中です。外からの人々に愛される魅力向上のための活動は、同時に中の人々の意識も変化していくと考えています。
- 子ども達を真ん中にした、ありがとうの循環のため
子どもも大人も “ある”ことへの気づきを発信していくことは、これからAIやロボティクスの発達と同じくらい大切です。共に日本の季節を感じられる人、恵那山のふもとに暮らす人、地域を守ってくれた先人たち、移住してなりわいをつくってくれた方々、雇用もつくる企業への敬意をふくめ、社会をつくっているコミュニティ内の“ありがとう”を、子ども達を真ん中にした循環の場になりたいと思っています。
支援金の使い道



フリーペーパー制作 オフラインイベント 子ども教育活動
デザイン費
今年度は有名なデザイナーにプロボノ価格でフリーペーパーの制作を依頼することができました。
今後も持続的な制作をお願いしたいと思っています。コンテンツやページ数を増やしていきたいと思っています。
中津川・恵那のためのフォントが販売されているので使ってみたいです。
印刷費
部数が少しづつ増え、現在2000部ですが今後は6000部の増刷予定です。
送料
レターパックが値上がりし430円になったので県外の設置場所が一カ所増えると年間5,160円かかります。
現在、県外へは15カ所ですがお金が集まれば増やしていきたいと考えています。
ガソリン費
舞台は中津川市・恵那市に設定しており、車での配布は30カ所ほど。今後増えていきます。
ホームページ維持費
サーバー代等
取材費
私たちの活動はスモールビジネスの人々も取材し発信しています。
取材先の方々に時間を割いていただく謝礼をしていくことで、ありがとうの循環をつくっていきたいと考えています。
校正・翻訳費
前年度はボランティアでしたが、今年度は地域の発信がなりわいになる、人材の循環にも力を入れていきたいです。
オフラインイベント運営費
子ども達を真ん中にしたオフラインイベントの企画、運営を計画しています。
助産師の「いのちの授業」を行政と共催し、定期的に開催予定です。