私たちの取り組む課題
『きっかけづくり』
唐津市には大学がないため親や先生または友達以外の人、いわゆる「ナナメの関係」と出会うことが少なく、進学や就職などのキャリアに対してイメージがつきづらい地域です。
そのため、自分のやりたいことが見つけられないまま進学や就職をしてしまう生徒がたくさんいます。
NPO法人WeDでは、高校生がその選択肢を自ら広げられる『きっかけ』にして欲しいと思い、「活動の場所」「活動の機会」「高校生・地域・企業とのつながり」を提供しています。
具体的には、高校生の「○○したい」から始まった高校生プロジェクトのために、活動する場所として古民家のスペースを提供したり、活動のための資金面を含め伴走をしたり、連携が必要な他校生・地域・企業の方々とのつながりを提供しています。
現在では「SUPで無人島に渡って海岸清掃をするチーム」や「古民家を高校生が集まる場とするためカフェを運営するチーム」「3000人規模のキャンプフェスを支えるボランティアを運営するチーム」、そして「まちなかを舞台とした文化祭を主催・運営するチーム」などが生まれ、学校や世代の枠を超えて協力しあいながら活動しています。
なぜこの課題に取り組むか
NPO法人WeDのスタッフは、それぞれが地域のまちづくりや、高校生の教育に携わる活動を行っています。
そんなメンバーに共通してある思いは「唐津市でも、高校生の選択肢の幅を広げるきっかけをつくり、将来の可能性をひろげてあげたい」という思いです。
そんなメンバーが目指す当法人の未来は2つ。
1つは、高校生が他校生や地域、そして企業とがつながるプラットフォームとなること。
子ども達がより広い視野でプロジェクトに取り組む中で、地域や企業に入り込み、その魅力を感じながら、自分が本当にやりたいと思えることを見つけられるような地域をつくっていきます。
2つ目は、WeDで活動した子ども達が、将来唐津市における地域活動の担い手になり、更に次の世代を育てるサイクルをつくっていくこと。
地域で活動した経験を「地域の種」として心に持った高校生が、将来Uターンや関係人口として唐津に関わり、次の将来の唐津を担う後輩を育てるサイクルをつくりあげます。
この未来を実現することで、まちを「高校生がやりたいことに気づき追いかけられる地域」と変えていきたいと思っています。
寄付金の使い道
現在、NPO法人WeDでは、企業や個人様からの寄附と協賛、また佐賀県が実施する「ふるさと納税」を活用した支援を主な資金源としています。
しかし、十分な活動資金を得るには至っておらず、まだまだ多くの課題を抱えています。
今回、皆様から頂きましたご寄附は、「①団体の運営費」や「➁拠点の整備」、また「③高校生の活動支援」に使用させて頂きます。
①団体の運営費
家賃・水光熱費、消耗品費など。
➁拠点の整備費
拠点として高校生に提供している古民家ですが、築100年近いこともあり痛みが激しく、隙間風も吹いています。
その古民家を高校生が快適に利用できる環境へとリノベーションします。
③高校生の活動支援
拠点を利用する際の文房具代、保険代、移動費、研修費、活動費の補助など。
是非、NPO法人WeDと高校生の活動に関心をお寄せいただき、ご寄附頂きますよう何卒宜しくお願いいたします。