私たちの取り組む課題



北海道で演劇を続けることには、この土地ならではの難しさがあります。
本州と海で隔てられた北海道には、道外の優れた舞台作品が届きにくい現状があります。観る機会だけでなく、日本の現代演劇の潮流と接し、自分たちの創作と比べて確かめる機会も限られています。
市場規模も決して大きいとは言えず、多くの演劇人は兼業で創作を続けてきました。発表の場や学びの機会、刺激を受けられる出会いが乏しければ、続ける動機は少しずつ保てなくなります。いつの間にか活動を目にしなくなる劇団や演劇人は、この街にも少なくありません。
その中でも上質な演劇を作り続け、さらにはこの地で演劇の文化を育てていくこと。それが、私たちの向き合い続けている課題です。
なぜこの課題に取り組むか



弦巻楽団は2003年、脚本家・演出家の弦巻啓太が札幌に設立しました。弦巻は札幌に生まれ、この街を離れることなく30年にわたり劇作と演出を続けてきました。
私たちはオリジナル作品の創作を主としながら、道内外への巡演や道外カンパニーの招聘、市民向けの演劇研究講座、学校や大学との連携といった活動を重ねてきました。一つひとつは別々の事業に見えるかもしれませんが、すべてが「地域で演劇を続ける」という課題に応答する、一連の試行錯誤として連なっています。
演劇をたくさんの人に楽しんでもらいたい。演劇を行う人も増えてほしいと願います。
支援金の使い道
いただいたご支援は、弦巻楽団の活動全般を支える資金として、大切に使わせていただきます。
- 公演の制作費(会場費、舞台美術、出演者やスタッフへの対価)
- 全国ツアーや道外カンパニーの招聘など、地域を越えた交流事業
- 学校への芸術鑑賞公演や演劇研究講座など、演劇との出会いをつくる活動
- これらを続けていくための劇団運営
劇団の活動は、チケット収入だけでは支えきれません。もちろんチケットの値段を上げればそれは可能かもしれません。ですがそうなると一部の限られた方しか演劇作品に出会うことができなくなります。より多くの方に、多くの地域に演劇を届けるために、寄付をお願いしております。
新作の創作も、道内外への巡演も、学校や講座での出会いも、どれも今の札幌や北海道に必要な活動だと考えます。
みなさまのご支援は、特定の公演のためだけのものではなく、札幌に演劇の環境を育てていく営みを長く支える力になります。
ご支援を通じて、ぜひ弦巻楽団のパートナーとなってください。
作品が生まれ、観客に届き、次の出会いにつながっていく流れを、私たちとともに作っていただけたらうれしいです。
この街の演劇文化を育てる役割を、共に担っていきましょう。

