私たちの取り組む課題



出会い・支え合う場の創出
急激なテクノロジーの発展と情報社会拡大により、世代間の分断は進んでおり、異なる世代や背景を持つ人が出会い、支え合う場が失われつつあります。
地域内外の、さまざまな人たちと出会うコミュニティ・ハブとしての「つながる図書館(一箱本棚オーナー制度・コミュニティスペース、コミュニティキッチン、コミュニティガーデン)」を運営しています。
幸せな「生と死」を見据えた環境づくり
ケアが日常とは分離している環境では、特に高齢者の支援や介護は、元々の関係性や生きがいを持ち続けることが難しくなっています。ますますと進む、少子高齢化社会におけるケア環境の不足も課題の一つ。
私たちは、地域の中でどのような仕組みと場所があれば、子育ても高齢期も幸せな環境を実現できるのかを考えています。体を動かし、季節の野菜を中心に共に食事をするコミュニティを通じて、安心して地域でケアと医療に接続する環境づくりを目指しています。誰もが尊厳を守られながら、わかちあい、助け合いながら暮らせる環境を作りたいと考えています。
地域の自立と住民自治
人口減によ理、耕作放棄地(田畑、林)や空き家が増加しています。そこに地域外の資本による無秩序な太陽光発電施設の拡大して、里山の景観や、生物多様性が喪失しています
土地の利用が外部資本によって、労働にしても、景観にしても、地域の願いや思いが届かない状況が生じているところを、地域主体にしていくことによって、経済的にもエネルギー的にも地域が自立できるはずです。
なぜこの課題に取り組むか
抑圧のない社会へ
日本は現在、人口減少と少子高齢化の進行という大きな課題に直面しています。加えて、コロナ禍や多忙な生活によって、異なる属性や興味を持つ人々が出会い、話し合い、助け合う機会が極端に減少しています。特に、弱い立場にある高齢者や子どもたち、そして彼らをケアする人々は、時に不必要な我慢を強いられる状況に直面しています。このような抑圧的な状況は、社会に歪みを生み、さらなる問題を引き起こします。
身近な死の経験から
身近な人を見送る経験を通じて、老いと死をどう迎えるかは、個人だけでなく地域や社会全体の課題であることを痛感しています。田舎の車社会では、免許を返納した後、活動や、コミュニティは急激に狭くなり、ケアを受ける立場になった時には、サービスを「選ぶ」ことしかできない。そこで、そのタイミングから新たなコミュニティを形成することは、とても難しい。この経験から、幸せに歳を重ねていくためにはどのような環境や支援が必要かを考えるようになりました。
Think Global, Act Local
身体を持つ存在として、私たちは地球や地域との深いつながりなしには生きられません。地域がますます少子高齢化の影響を受ける中で、行政だけに頼ることの限界も見え始めています。世界に目を向けると、AIの進化や気候危機といった社会の劇的な変化が進行しており、未来を予測することがますます難しくなっています。その中で、私たち一人一人が尊重される社会を自分たちの足元から築いていくことがますます大切になっていくのではないでしょうか。自分たちの手で作ったものは、衝撃が起こった時にも柔軟に修正できます。
自立に向かう小さな一歩から
だからこそ、今、私たちは地域から確かな未来を育てていきたいと考えています。小さな一歩であっても、それが積み重なれば大きな変化を生み出します。新しい世界を創る実験に、ぜひ一緒に参加してください。
支援金の使い道



いただいた支援は、事業として成り立つための推進・運営に四割、残りの六割をプロジェクト自体に使わせていただきます。
介護サービスを日常に接続してスタートさせるための準備・調査
コミュニティを醸成していくところからケアを考える例が見当たらないので、現存の介護保険等の仕組みと、どう組み合わせられるのか、調査し、立ち上げの準備が必要です。
介護や支援を要する人が通って来られる環境づくり(土地や建物を含む)
要件を満たすための土地、建物、工事が必要です。
みんなで作業する畑のための土地取得、または、長期契約
大地と繋がって体を動かす、そこから生じる食べ物を調理して食べる。そのために適当な大きさの畑が、いつでも手が届く距離に必要です。
世代を超えて支え合える共有スペースの設立・整備
大人数の季節の食事を可能にする屋根付きの広場の設置。そこに提供するための大型のキッチン
これらの活動を通じて、健康を支え、仕事は、お互いを支え合う新しい地域の日常を育てます。
最後までコミュニティの日常の中で暮らし、死を迎えられるような施設
シェアハウス、小規模多機能など、このコミュニティに最善の選択肢を探ります。
活動の広報や情報共有のためのWebサイトの運用経費
多世代に届く形での情報共有ツールを作成したいと思っています。
WebページやSNSはもちろんのこと、動画作成、紙媒体(ニュースレターなど)編集や作成経費も担保していきたいです。
これなら地域も嬉しいと思えるソーラーパネル設置
地域主導のソーラープロジェクトの立ち上げ。(地元に利益を還元し、持続可能な景観と生態系を守る)