私たちの取り組む課題



「学びの選択肢の少なさ」と「選択を阻む社会的・経済的な壁」
- 社会的認知の不足:公立学校以外の学びの選択肢が社会的に認知されていません。その背景として、学校以外の選択肢は、「学校に行けなくなった子が行くところ」「不登校はかわいそうな子」「学校に行けるならその方がいい」というパブリックイメージが根付いています。子どもや保護者が自分に合った学び方を選びづらい状況があります。
- 経済的支援の不足:多様な教育を実践する場への公的支援は極めて限定的であり、学費等の経済的負担がすべて家庭にかかるため、選択できる家庭が一部に限られてしまっています。東京都では、近年フリースクール等の利用者に対する補助金制度がスタートしましたが、それでも経済的負担は発生しています。
- 教育人材の不足:子どもたちの多様な興味関心に寄り添い、子どもたちの学びに伴走し、共に成長し続ける教育者(仲間)をもっと増やしたいです。
なぜこの課題に取り組むか



「実践モデルの発信と人材育成で、学びの選択肢を広げる構造をつくる」
当スクールは開校以来、子どもたちが主体的に学びを深める教育プログラムの実践と検証を重ねてきました。
私たちがこの社会課題に取り組む理由は、自校に通う子どもたちを育てるだけに留まりません。
現場で蓄積した「確かな学びの実践知」を社会へひらき、教育を担う人材を育成すること、そして実績をデータとして共有し行政や社会へ働きかけること。
これらを通じて「多様な学びの選択肢」に関する社会的認知を高めていきます。
居住地や経済的な事情などに関わらず、どの家庭も一人ひとりに適した学びを自由に選べる社会構造を創り出すことが、私たちの果たすべき役割です。
支援金の使い道



「一校の実践から、日本の教育の未来へ。次世代の教育を担う人・社会へ届ける使い道」
皆様からいただくご寄付は、当スクール内に閉じさせることなく、日本のあらゆる現場で当スクールのような教育を実践できる教育者を増やし、多様な学びのインフラを社会全体へ拡大していくために活用させていただきます。
- 教育人材の育成・研修
- 教員・教育関係者向けワークショップの開催:公立・私立の学校教員や教育事業者を対象に、探究学習の設計・ファシリテーション手法を体感・習得する実践研修プログラムを提供します。
- 次世代の教育者(指導者)の育成:子どもたちの自発的な探究心を育める専門性の高い教育スタッフの養成や、学びの伴走者としてのスキル向上支援を行います。
- 学びの知見・プログラムの社会還元(オープンソース化)
- カリキュラム・教育コンテンツの開発と共有:TCSが実践を通じて積み重ねてきた教育プログラムや評価手法を、実践したいと思う教育者・教育現場で活用できるよう広げていきます。
- 実践発表会・教育セミナーの実施:子どもたちのプレゼンテーションの公開など、現場の実践を発表することで次世代の学びのあり方を社会へ発信する啓蒙活動を行います。
- 新しい学びの選択肢を広げる「プラットフォーム支援」
- 新しい学校・学び場の設立・運営支援:オルタナティブスクールやフリースクール・マイクロスクールの立ち上げ・運営を目指す人々への相談窓口を開設し、コンサルティング支援を行います。
- 保護者・地域向けの相談窓口と啓発:多様な学びや(潜在的不登校を含む)不登校に関する相談に対応し、一人ひとりに合った学びを選べる環境づくりをサポートします。

