私たちの取り組む課題

長崎県被爆者手帳友の会は、長崎に拠点を置く4つの被爆者団体のうちの1つです。現在、被爆者の平均年齢は86.13歳となりました。同会の結成時は被爆者手帳の取得を支援する団体でした。その被爆者手帳を持つ被爆者の数も10万人を下回り、現在は9万9130人になりました。これは被爆者の高齢化と数の減少が喫緊の課題であることを示しています。被爆者らが直接体験を語り継ぐことができる時間は限られています。
団体の活動継続が難しくなる中で、私たちは被爆体験の継承という大きな課題に直面しています。そこで友の会では、この重要な役割を被爆二世・三世が担えるよう、SNSを活用した情報発信や継承活動のサポートに力を入れています。その活動は実を結び2年で40名ほどの会員が入会し継承の輪を広げています。
なぜこの課題に取り組むか



同会では、継承を目的に「ヒバクシャミライプロジェクト」を結成し、私たち被爆二世・三世・四世、賛助会員を中心に活動しています。23年に開催したアメリカ横断証言キャラバンを映画にしたドキュメンタリーを制作し上映したところ、のべ600名の方々が鑑賞し大きな反響をもらいました。
「被爆者」として生きてこられた人生に深く寄り添い、残された貴重な時間を共有し、その思いを次世代へとつなぐ架け橋となることを、私たちスタッフ一同、心から願っています。
つきましては、皆様にもこの継承活動を応援していただき、この継承活動の仲間になっていただけませんか?ご支援とご共感頂ければ幸いです。
支援金の使い道
長崎の”最後”の声を米国へ
2025年11月27日~2025年12月10日渡米予定
皆様のご支援は被爆者らの渡航費用・アメリカキャラバンの活動費として大切に使わせていただきます。
【キャラバン概要】
私たち長崎県被爆者手帳友の会は、核兵器廃絶と平和な世界実現を目指し、核保有国で世界の中心的な役割を担うアメリカ3都市を巡る「ラストキャラバン」を開催します。被爆者の平均年齢が86歳となり、体力の限界を迎え、被爆の実相を語る最後のキャラバン。その命がけの旅路の記録をまとめ、ドキュメンタリーとして制作します。皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
・主催:長崎県被爆者手帳友の会 ヒバクシャ・ミライ・プロジェクト
・実施日:2025年11月27日から2025年12月10日
・参加定員:10~12名程
※皆様からご寄付を頂いた資金は渡航費用・宿泊費・撮影機材費等、アメリカキャラバン活動費として大切に使わせて頂きます。
【主な訪問予定地】
- カリフォルニア州
- ニューメキシコ州(人類初の核実験地)
- ハワイ州(真珠湾攻撃の地)
【ご留意事項】
※今後の世界情勢や自然災害等の影響により、やむを得ずプロジェクトの予定が変更となる場合がございます。その際、皆様からお預かりしたご支援は、友の会の今後の活動・運営費として大切に活用させていただきます。何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。