
事業の目的

私たちは、「未来教室(熊取校)」「未来塾(梅田校)」という教育事業を通して、子どもたちが学び・安心・つながりを感じられる“地域の居場所”をつくることを目的としたボランティア活動を行っています。
塾としての機能だけでなく、「通いたくなる場所」「安心できる人と出会える場所」として、経済状況や家庭環境に左右されず、すべての子どもが未来に希望を持てる社会の実現を目指しています。
🔸 なぜ、塾が“居場所”を担うのか?
学校でも家庭でも素の自分を出せない。
学習の遅れや人間関係への不安から、自信を持てずに日々を過ごす。
そんな子どもたちが、いま私たちの身近に確実に存在しています。
私たちは、そうした“声なきSOS”に応えるため、以下の3つの柱で活動を展開しています。
🔹 1. 学習支援による「安心」と「継続」の提供
- 少人数・個別対応による、安心して質問できる学習環境
- 教材費の補助、家庭環境に応じた学習継続支援
- 学力だけでなく、「わかる喜び」を大切にした関わり
🔹 2. 自己肯定感を育む交流・ワークショップ
- 自分の良さを発見し、伝え合えるワークショップ
- 成績や評価に縛られない、小さな成功体験の積み重ね
- 「自分らしくいられる」時間を通して、心の安定を支援
🔹 3. 地域と連携した“子どもを育てる仕組み”
- 大学生・社会人ボランティアとの関わり
- 地域のお店や団体と連携したプログラム(例:職業体験や防災学習)
- 地域ぐるみで子どもを見守るネットワークの構築
🔸 目指すのは「来る理由が勉強だけじゃない場所」
未来教室・未来塾の取り組みでは、子どもたちが
「ここに来れば安心できる」
「話せる人がいる」
「勉強も、人とのつながりも得られる」
と感じられる空間を、事業とボランティアの両輪で支えています。
私たちの最終的な目標は、
“学び”をきっかけに、人生の選択肢が広がる社会をつくることです。
そのために、学習支援を超えた“居場所”の提供を、継続的に地域と協力して実現していきます。
この活動に共感いただける方々とともに、
子どもたちの「未来を育てる仕組み」を一緒に作っていきたいと願っています。
これまでの活動

未来教室(熊取)と未来塾(梅田)では、地域の子どもたちが安心して通える“居場所づくり”を目指し、学習支援・情緒的サポート・体験活動を中心としたボランティア活動を継続的に実施してきました。以下は、これまでの主な取り組みの一部です。
🔹 1. 放課後の学習支援(通年)
- 小学生~中学生を対象に、週1〜3回の個別・少人数学習サポートを実施
- 一人ひとりの理解度に応じて、学校の補習・復習や宿題サポートを実施
- 学力不問・家庭状況不問で、「学びたい気持ち」を尊重する場を提供
▶ 実績:年間延べ300名以上の子どもたちが参加
▶ 効果:「家では勉強できなかったけど、ここなら集中できる」といった声が多く寄せられています
🔹 2. 自己肯定感を育てるワークショップ(定期開催)
- 「自分の好きなところを見つけよう」「ありがとうを届けよう」など、心を育てるワークを実施
- 感情を表現する練習や、友達と気持ちを共有する活動も取り入れています
- 外向的でない子にも居場所があることを実感してもらえる設計
▶ 実績:季節ごとに計6回以上実施、子ども・保護者から好評
▶ 効果:参加した子どもが「ここだけは素直になれる」と語る場面も
🔹 3. 季節イベント・地域連携プログラム
- ハロウィンやクリスマスなどのイベントを、学習+交流機会として活用
- 地域のお店・大学と連携して、職業体験・食育・安全教育なども実施
- 親子で参加できる内容も用意し、家庭とのつながりも意識した設計
▶ 実績:2023年度は計10回以上の体験型イベントを開催
▶ 効果:普段関わらない子ども同士の横のつながりが生まれた
🔹 4. 学生・地域ボランティアの育成と参加促進
- 大学生や地域の社会人を対象に、教育支援活動に参加できる体験機会を提供
- 「教える」ではなく「関わる」ことを重視した研修を実施
- 若者にとっての“学びの場”としても機能
▶ 実績:年間延べ50人以上がボランティアとして参加
▶ 効果:教育職を志望する学生や、地域との関わりを求める社会人の参加が継続中
このように、未来教室・未来塾の活動は「学び」だけでなく、「感情」「人とのつながり」「社会性」を重視した支援に広がっています。今後も地域の皆様とともに、継続的かつ質の高い活動を行っていきます。
これまでの事業成果
未来教室(熊取)・未来塾(梅田)では、地域に根ざしたボランティア活動を通じて、「学び」「安心」「人とのつながり」を軸にした子どもの居場所づくりを継続しています。
これまでの取り組みにより、子どもたち・保護者・地域社会に多くのポジティブな変化をもたらすことができました。
🔹 学力の向上と“わかる”喜びの実感
- 学校の宿題やテストに苦手意識をもっていた子どもが、週1〜2回の支援で「平均点を初めて超えた!」と報告
- 学習塾に通えなかった子どもが、個別対応によって勉強のペースをつかみ、自主学習が習慣化
- 1年間で「学習内容が理解できるようになった」と答えた保護者は93%(未来教室アンケートより)
🔹 自己肯定感と他者との信頼関係の向上
- 自分の得意なことを発表するワークショップで「初めて人前で話せた」と自信をつけた子どもが複数
- 「話すのが苦手」「目を見て話せない」と言っていた子どもが、半年後には新しい友達と一緒に遊ぶ姿が増加
- 保護者からは「家庭での表情が明るくなった」「帰ってきた時の会話が増えた」という声も多数寄せられています
🔹 地域連携による安心感と広がり
- 地域の大学生や社会人ボランティアと連携することで、子どもたちが多様な価値観と接する機会を獲得
- 近隣のスーパーや飲食店からの協力で「体験プログラム」や「フード支援」も実現
- 地域住民が「子どもたちの居場所を支えたい」と寄付・物資提供に参加する機運が高まりました
🔹 継続率と満足度の向上
- 初回参加から半年以上継続している子どもが全体の8割を超える
- 定期的なアンケートでは、「ここに来るのが楽しみ」と回答した子どもが94%、保護者の満足度も90%以上を維持
このように、未来教室・未来塾のボランティア活動は、学力だけでなく子どもの心と人間関係、地域社会のつながりにまで好循環を生み出しています。
今後も、より多くの子どもたちにこの成果を届けられるよう、活動の輪を広げていきます。どうか引き続き、ご支援・ご協力をお願いいたします。
事業の必要経費

未来教室・未来塾では、子どもたちの「居場所」と「学びの機会」を守るために、地域密着型のボランティア活動を展開しています。
この活動を継続・拡大していくためには、運営にかかる様々な費用を安定して確保する必要があります。
いただいたご寄付はすべて、以下のような子どもたちの環境を直接支える経費に活用させていただきます。
🔹 1. 拠点運営費(未来教室・未来塾)
- 会場使用料(共用施設やレンタル教室などの利用料)
- 光熱費・通信費(快適な空間と安全な通信環境の維持)
- 備品購入(机・椅子・ホワイトボード・空気清浄機など)
🔹 2. 学習支援にかかる教材費・印刷費
- 各学年に対応したテキスト、ワークシートの印刷・購入
- 筆記用具・ノート・ファイル等、継続学習に必要な物品
- タブレット端末・Wi-Fi機器などICT教育環境の整備
🔹 3. 子どもの心を育む活動費(情緒・体験・食)
- 自己肯定感を育てるワークショップの教材費
- 誕生日会・季節イベント(例:クリスマス、七夕)の開催経費
- おやつや飲み物などの軽食提供費用(栄養面と交流支援)
🔹 4. ボランティア・スタッフ関連経費
- 大学生や地域ボランティアの交通費・謝礼
- 活動中の保険料・安全管理用品(名札、消毒液など)
- スタッフ向けの研修資料・連絡用システム導入費
🔹 5. 広報・寄付促進のための運営補助費
- リーフレットやポスターなどの広報印刷物作成費
- ホームページ・SNSの運用にかかる更新費
- 活動報告書・寄付者向けお礼メッセージの送付対応費
これらの経費は、「すぐに成果として見えにくいけれど、継続的に支援を届けるためには欠かせない基盤」です。
地域とともに子どもたちの未来を育むこの取り組みに、ぜひご支援をお願いします。
小さな金額でも、毎月のご支援でも、確かな力になります。