
事業の目的
本事業は、視覚障害の有無に関わらず、誰もが楽しめる「ユニバーサルアート」としての草木染ワークショップです。
草木染の染料となる素材の植物そのものに「触れて」染料を煮出す際の「香り」を楽しみ、素材の季節感や、布を絞る手技を確かめ、制作過程を「感じて」楽しむことを大切にしています。
また、視覚障害のある方が主体的に楽しめるように、制作過程の説明を、手のひらに収まるほどの小さなミニチュアを使用し、触覚的に理解できるように案内しています。その他、音声計りや、音声タイマーなどの機器も利用し仕上げまでを体験していただきます。
このワークショップの体験を通じて、参加者同士の交流や、視覚障害の有無に関わらず、誰もが自分らしくいられるもう一つの「居場所」となること、そして、視覚障害への理解促進することを目的としています。
これまでの活動

- 2026年4月16日 【河津桜染めワークショップ】開催
神奈川県相模原市緑区橋本のソレイユさがみにて開催。視覚障害のある方を中心に首都圏、関西方面から8名の方が参加されました。河津桜とソメイヨシノの小枝に触れ、皆でカットして草木染用の染液を煮出すところから開始し、絞り染めで模様を付ける手技を行い、染色しました。染める品物は事前に各参加者様に選んでいただき、ストールやTシャツ、ブックカバー、エコトートバッグなどを思い思いに染色しました。すべての工程に際して、草木染素材の手触りや香り、生地の絞り方の説明にオリジナルのミニチュアを使用するなどの工夫を行い、視覚障害のある方が主体的に参加できるようにワークショップの設計をしています。会場は桜の香りに包まれ大盛況となりました。安全に実施するために3名のサポートスタッフを配置し、更にボランティアの方も数名自主的にご協力いただきました。
- 2026年7月9日、16日 【レモングラス染めワークショップ】開催
同会場にて。視覚障害のある方を中心に首都圏、東海、関西方面から計18名の方が参加されました。レモンに似た爽やかな香りが特徴的なハーブ、レモングラスを使用した草木染ワークショップを開催しました。前回同様に事前にストールやTシャツ、ランチョンマットなどの品物を選択していただきそれぞれ、染め上げました。
これまでの事業成果


【参加者様それぞれの目的を満たす作品を主体的に制作していただきました】
(参加者様の声より)
- まだ目が見えていた頃の思い出の色彩を草木染で再現できた。
- 家族へのプレゼント用の品物を自分で作ることができた。
- 制作の過程で植物素材に「触れて」みたり、素材を煮出す過程で「香り」を楽しんだり、季節感も味わえた。
- 自分にとってのもう一つの「居場所」となった。
- 染めるアイテムを選ぶことができ、工程は多かったが、レクチャーを理解しながら作ることができました。
2026年7月現在、3回の開催から、それぞれの参加者様の感想があり、様々な工夫によって草木染を楽しむことができ、当事者同士のコミュニティの醸成の場となっています。また、ボランティアスタッフ等、視覚障害の無い立場からは、視覚障害への理解促進の場となっています。
事業の必要経費


- 草木染材料仕入れ費用
- 会場賃借料
- 物品運搬交通費
- 運営サポートスタッフ費
- レクリエーション保険費
- 管理・事務費用

