私たちの取り組む課題
現在、少子化や教員の働き方改革を背景にスポーツ庁が部活動の地域移行化を掲げています。
実際に子どもが少ない学校では、その学校内だけではチームを組めない競技が多くあります。
顧問を任された先生が僅かな賃金で時間外労働を強いられてきた問題もしばしばニュースで取り上げられています。
しかし、現実では移行化はなかなか進んでおらず、外部指導者への手当てなどの補充はなく、部活動を外部委託していく方針は厳しいことが予測されます。
そんな中、2023年度より多くの競技で中体連に地域クラブチームが参入可能になりました。
ソフトテニス競技でも、これまで学校からの参加以外を認められていなかった中体連以外の大会にもクラブチームが参加することができるようになり、注目を集めています。
この中体連へのクラブチーム参入を受け、日本各地で中学クラブチームの設立・運営が始まり、部活動の地域移行化は「地域クラブチームへの委託」という方向に向かっているように見えます。
ソフテニ道場でも中学生のクラブチームを設立し、部活動の地域移行化の受け皿として活動すべく、取り組みを開始しました。
札幌市内の現在ソフトテニス部がない中学校のテニスコートを借り、練習等を行っていくことになっております。
なぜこの課題に取り組むか
- 「ソフトテニスをやりたいが、中学校にソフトテニス部がない」「去年までソフトテニス部があったが顧問の先生が転勤になり廃部になってしまった」などの声に応えるために活動しています。
- スポーツ庁が部活動の地域移行化を推進しようとする反面、指導現場では移行化の方向性が見えないと様々な不安、不満が出ており、「中学校のテニスコートを借りて活動する地域ソフトテニスクラブチーム」という部活動地域移行化のモデルケースとして、全国の同じ課題に取り組む方へ1つの解決策を提示できればと思っています。
寄付金の使い道
頂いた寄付金は全てソフテニ道場クラブの運営費に使用させて頂きます。
具体的には、
- テニスコートの整備費
- 練習で使用するボールなどの消耗品費
- 冬期の屋内練習会場の賃借費
- スタッフの交通費、人件費
です。
クラブチーム生から頂く入会金や会費だけではこれら全てのランニングコストはまかない切れません。
会費などの料金を高く設定すると、これまでごく僅かな部費だけで活動できていた部活動との金銭的なギャップが大きくなり、ソフトテニスをやりたいのにやれない中学生が多くなってしまう懸念がございますので、会費はなるべく最低限に設定しております。
どうかお力添えのほどよろしくお願い致します。