私たちの取り組む課題



地域には、制度だけでは支えきれない課題があります。
地域には、さまざまな「生きづらさ」や「孤立」があります。
学校が終わったあと、安心して過ごせる場所が少ない子ども。
家庭の事情などによって、学習や体験の機会を十分に得られない子ども。
働きたいと思っていても、障害によって働く場所や選択肢が限られてしまう人。
地域の中で人とのつながりが少なくなり、孤立してしまう人。
困りごとを抱えていても、既存の制度の条件に当てはまらず、必要な支援につながれない人もいます。
少子高齢化や人口減少が進む地域では、こうした課題は一つひとつ別々に存在しているのではありません。
- 子どもの問題
- 障害福祉の問題
- 高齢者の問題
- 地域コミュニティの問題
一見すると異なる課題も、根底には、「人と人とのつながりが少なくなっていること」という共通した問題があります。
私たちは、福祉サービスを提供するだけでは、こうした地域全体の課題を解決することは難しいと考えています。
だからこそ、制度や世代、障害の有無を越えて、人が自然に出会える場所を地域の中につくる必要があります。
なぜこの課題に取り組むか



廃校から、地域の未来をつくる。
私たちの活動は、2012年に自殺対策と精神障害者支援から始まりました。
一人ひとりの相談に向き合っていく中で、障害福祉だけでは解決できない地域の課題が見えてきました。
- 子どもの貧困
- 孤立
- 高齢化
- 地域コミュニティの希薄化。
- そして、制度の狭間で支援につながれない人たち
こうした課題に向き合う中で、私たちは一つの考えにたどり着きました。
困っている人を、それぞれ別々の施設や制度の中だけで支えるのではなく、地域そのものを支え合える場所にできないだろうか。
その考えから始まったのが、「みんなの学校プロジェクト」です。
2019年、茨城県稲敷市にある廃校となった小学校を活用し、新しい地域福祉の拠点づくりを始めました。
かつて子どもたちが学んでいた学校
そこをもう一度、人が集まり、働き、学び、食事をし、遊び、相談し、誰かと出会える場所にする。
現在、「みんなの学校いなしき」では、障害福祉、子どもの居場所、学習支援、相談支援、就労支援、地域交流など、さまざまな活動が行われています。
子どもも、障害のある人も、高齢者も、地域の人も。
立場や世代を越えて、同じ場所で自然に出会う。
私たちは、「こうした場所が地域に存在することそのものが、福祉ではないか」と考えています。
福祉を施設の中だけで終わらせない。
必要な人にサービスを届けるだけでなく、地域そのものを支え合える仕組みに変えていく。
それが、私たちがこの課題に取り組む理由です。
支援金の使い道



あなたの寄付が、この風景を育てます。
福祉サービスの多くは、公的な制度によって支えられています。
しかし、私たちが地域で行っている活動のすべてを、公的制度や補助金だけで続けることはできません。
たとえば、
- 子どもたちの学習や体験活動
- 子ども食堂
- 地域交流イベント
- 地域の誰もが立ち寄れる居場所づくり
- 制度につながる前の相談や支援
- 新しい地域課題に対応するための取り組み
そして、「みんなの学校いなしき」を地域の拠点として維持していくための環境整備。
こうした活動には、皆さまからの寄付が大きな力になります。
寄付金は主に、次のような活動に活用します。
子どもたちの居場所・学び・体験
学習支援、子ども食堂、教材、食材、イベント、体験活動など、子どもたちの「やってみたい」を応援します。
障害のある方の地域生活
働く機会や地域参加の機会を増やし、一人ひとりが地域の中で暮らし続けられる環境づくりに活用します。
地域交流・居場所づくり
地域イベントや交流企画を通じて、子どもから高齢者まで、さまざまな人が出会える機会をつくります。
みんなの学校の環境整備
校舎、校庭、活動スペースなどを整備し、誰もが安心して集まれる場所を維持します。
制度だけでは対応できない活動
公的制度の対象にならない地域課題にも、必要に応じて柔軟に取り組みます。
寄付は、単なる資金援助ではありません。
この場所を残すこと。
子どもたちの経験を増やすこと。
人と人がつながる機会をつくること。
そして、次の世代に支え合える地域を残すこと。
皆さまの寄付は、その一つひとつにつながっています。

