私たちの取り組む課題
世界農業遺産「能登の里山里海」の持続可能な未来をつくるため、私達「里山里海マイスター※」が様々な活動に取り組んでいます。
- 県内最年少の炭焼き職人が、耕作放棄地にクヌギを植林して生物多様性豊かな森づくりと、その恵みに根差した生業づくりに挑戦しています。
- 高校生に地域の生業や里山里海の魅力を伝え、SDGsを考えるセミナーを特別授業を手掛けています。
- 農薬や化学肥料を使わない野菜づくりをしている農家が、仲間と市場を開いています。
- 移住希望者のために、空き家探しから地元の木材を使ったリノベーションまで手掛ける親切な大工がいます。
※里山里海マイスター
国立大学法人金沢大学と能登の自治体が実施する、UIターンの若者を主な対象とした人材育成事業「能登里山里海SDGs マイスタープログラム(旧、能登里山マイスター、能登里山里海マイスター育成プログラム)」の受講生。2020年5月、同プログラムの修了生が中心となってNPO法人「能登里山里海マイスターネットワーク」を設立。受講を通じて得た知識、経験、人脈を活かし、持続可能な里山里海の構築に向けて様々な活動に取り組んでいます。
なぜこの課題に取り組むか
日本海に突き出た能登半島には、豊かな里山里海が広がり、長い時間の中で人々が自然と共に暮らす文化が育まれてきました。都会では数を減らしてしまった生き物も、能登では集落の近くの田んぼや雑木林で身近に見ることができます。季節の風景とともに、能登では祭りや農耕儀礼などの行事や方言、独自特の食文化が受け継がれています。
伝統的な農林漁業と地域の文化が色濃く残る能登は、2011年6月、国連食糧農業機関(FAO)によって、日本で初めて世界農業遺産「GIAHS」に認定されました。
しかし、能登地域の人口は戦後一貫して減り続けており、令和2年6月の奥能登2市2町の人口は約6万人になっています。そして、この傾向は将来も続くことが予想されています。能登でも耕作放棄地が至る所に見られ、人々は山への関心を失い、港町の活気も失われつつあります。
第一次産業だけでなく、祭りや文化の担い手も数が減りつつある中、能登の豊かな里山里海を未来に残すため、私たち里山里海マイスターは共に汗をかき、地域の魅力を見つめなおし、新しい産業、新しい生き方を模索しています。
寄付金の使い道
頂いた寄付・会費はNPOの活動費として、以下の目的で使います。
(1) 里山里海の保全、利活用に関する調査研究
(2) 里山里海、GIAHS、SDGsについて学ぶ学習会、ワークショップの開催
(3) 里山里海の資源を活かした生産品・観光のPR企画
(4) 里山里海をフィールドとした人材交流、国際交流
(5) そのほか団体の運営(オンライン会議や会員への情報発信など)に係る経費
ご支援どうかよろしくお願いします。
NPOへの入会はこちら → https://forms.gle/qQJWrEfFvn34XhBU9
※利用できるクレジットカードはMasterCard とVISAのみ
【銀行振込みについて】
銀行口座への振込みによる会費等の支払いも受け付けています。
《振り込み先1》
北國銀行 珠洲支店(329)普通 18628 名義:特定非営利活動法人 能登里山里海マイスターネットワーク 理事長 田畑行輝
《振り込み先2》
興能信用金庫 珠洲支店(007)普通 8077894 名義:(特非)能登里山里海マイスターネットワーク 理事 田畑行輝