私たちの取り組む課題
令和4年度の調査では、不登校の小中学生は299,048人(前年度244,940人)となり、過去最多を記録しました。
行政も適応指導教室や教育支援センター等の支援を行っていますが、残念ながらそこに合わない子ども達も多く、家でゲームやyoutube、SNSなどをして過ごしている子ども達がたくさんいます。
子どもが家にいるようになると保護者が世話をしないといけなくなり、母親が仕事をやめざるをえなくなったり、保護者も子どもも精神的に疲れていくということもよく聞きます。
なぜこの課題に取り組むか
学校に行けない行かなくなる理由は様々ですが、どのような子ども達も適切な教育を受ければ将来社会で活躍する人になると私たちは考えています。
仮に引きこもりになってしまった場合、将来社会保障で支える対象になりますが、もし活躍する人材になれば逆に支える側になります。長期的に考えても、全ての子ども達に適切な教育を届けることは大切なことだと考えています。
一度引きこもってしまった子ども達はなかなか家からでる一歩が踏み出しづらくなります。これは大人でも同じです。
私たちは、スモールステップを大切にしながら、少しずつ健康になり、定期的に通学するリズムを整え、意欲的に様々な学びに取り組めるようになり、行く行くは将来に目を向けることのできるようにサポートしていきます。
寄付金の使い道
寄付金は、「里山学校の環境整備」や「家庭の経済状況に関わらず支援が必要な子ども達には支援が行えるようにするため」に使わせて頂きます。
支援を必要とする子ども達には全てに手を差し伸べたいという思いはありつつも、一方で継続的な活動には資金も必要です。
子どもの人口が減る中、不登校の子ども達は急増しています。東京都やいくつかの自治体では金銭的な支援も始まり、行く行くは全国的な支援も想定されますが、今を生きる子ども達には今支援が必要です。
里山学校では、仮に金銭的な支払いが厳しい場合でも、受け入れる余裕があれば受け入れています。子ども達の教育に必要な備品は整えつつも、できる限りランニングコストを減らし、継続的な活動ができるように減らせる仕事を減らす努力も行っています。