私たちの取り組む課題



住み続けられる町に!地域唯一の小さな子育て施設の大きな挑戦
本土最南端の町、鹿児島県南大隅町佐多は原生林と海に囲まれた自然豊かな場所に社会福祉法人佐多みらいはあります。
2町(根占・佐多)が合併された町なのでとても町は広く、佐多地区から根占地区へ子供が通うことは物理的に困難な広さです。佐多地区から根占地区に通うには片道車で40分以上です。
畜産・農業・漁業・林業など多くの一次産業の盛んな町、人口が減り不便になっていくと町外に人が流出してしまうそんな悪循環をここ数十年繰り返されている。
しかし、一次産業などこの地域でしかできない仕事をされている方は、出ていくこともままならない。
前理事長から引継ぎのお話を頂いた時には、すでに後2年しか経営が持たないという経済状況からのスタートでした。
それでもと、地域の方々や先生方と「最後の一人の子どもが巣立っていくまでは守り抜こう!」と令和5年「社会福祉法人佐多みらい」と名称を変え再スタートしました。
主な事業
- はまゆう保育所
- 佐多放課後児童クラブ
- 子ども食堂
想いはあっても現実は・・・
しかし現実は厳しく
- 少子高齢化でどんどん子供は減っていく
- 子どもの人数に対してしか補助金はでず、行政からの支援もない
- 子どもの人数が少なくても必要なスタッフ数はかわらない(認可などの基準)
- 資金がないので修繕や改築もできない
- 先が見えないので若いスタッフを雇うことができない
- 国が打ち出してくれた保育の多機能化をしようにも施設がない(借りれない)
- 資金がないので賃金もとても低い(保育・教育現場の賃金は元々とても低い)
- 人が減ると仕事が減る
過疎の地域では「ずっと、大好きなこの地域で子育てをしたい!子どもや孫と暮らしたい!」そんな、ごく当たり前の願いすら叶わなくなってきています。
なぜこの課題に取り組むか



ふるさとを守るために
佐多地域唯一の保育園&学童を存続していく
高齢化率県内ナンバー1ともいわれている超少子高齢化の過疎の地域です。
子どもの人数が少なく補助金も年々減っていき、運営が危機的状況の中、佐多地域唯一の保育園&学童を存続していくために日々奮闘しています。
今のままでは令和8年度いっぱいで法人は解散となります。
佐多地区には0~18才までの子供たちがまだ40人以上はいます。
どうにもならないとあきらめ、何もせず子育て環境が無くなっていくのを黙って見ているということは、この子どもたちを見捨てるということになります。
「最後の一人の子どもが巣立っていくまでは守り抜こう!」そう決めたあの日から3年がたとうとしています。
いつかは消滅する町かもしれません、今の時点ではその可能性も否定はできません。
もし、私たちの活動で少しでもその未来を遅らせることができるなら、最後の一人になるまで佐多で子育てができるなら
もし、ずっと住み続けられる町でいられるなら
佐多っ子たちを守るための施設である私たちが、最後まであきらめることは決してあってはならない!
そのために出来ることは何でもしよう!
そんな思いで日々活動しています。
寄付金の使い道



大好きな町で子育てを続けられる環境作りに使わせていただきます。
- 子どもたちが、平等に保育・教育が受けられる環境作り、そして子育てをする方々が安心して子育てができる環境作りに使わせていただきます。
- 大切なお子様の命をお預かりしている先生方の雇用の改善に使わせていただきます。
- 佐多唯一の子育て施設の運営の存続のために使わせていただきます。
どんな地域に住んでいても、すべての子どもたちが平等に育っていくための環境作りのために、ご協力お願いいたします。
↓佐多みらいInstagramです。日々の活動の様子をご覧ください。
https://www.instagram.com/sata_mirai/