事業の目的
サンカクシャも新型コロナの影響を受け、活動に制限が加わっておりますが、「このような状況であるからこそ、若者たちへのサポートは止めてはいけない!」と、新たな活動を展開することとなりました。
このたび開始するのは、自宅待機中の若者をオンラインでサポートする活動です!
その名も【オンラインサンカクハウス】
この活動では、「安心して頼れる人とつながり」「“働く”につながるスキルアップの機会」「自宅にいてもできるアルバイト」の3つを、サンカクシャがつながってきた若者たちに用意しました。
「学校が休校で行く場所が無い…」そんな声を受けて…
新型コロナの影響を受け最初にサンカクシャが始めたのは、若者が安心して居られる場「タマリバ」の開放日の緊急拡大…!
3月2日に始まった全国の小中高校の休校の影響により、「家にいると親子関係が煮詰まってしまい困っている」「家で十分に食事を取ることができない」など自宅で待機することが難しいと多くの相談を受けたため、3月3日より、「タマリバ」の開放を週2日から、週6日に大幅に拡大して、昼食・夕食を無償で提供し、雑談や相談相手になりることで困ったら駆け込める場を用意していました。
「タマリバ」の開放は、外出自粛要請の発表を受け3月27日までとなりましたが、期間中はのべ168名の若者が「タマリバ」を利用していました。
そして、この緊急開放は3月10日からのおよそ20日間でのべ27名からのご寄付と、そのほかたくさんの方からの食材などのウィッシュリストでの応援により、なんとか開放することができました。ご協力いただいた皆さま、本当に心強く、支えになりました!ありがとうございました。
直接会えなくても、できることは無いのか!!
そして4月。苦渋の決断ではありましたが、外出自粛要請を受け、若者が安心して居られる場「タマリバ」閉鎖を決定しました。
しかし、直接会えないことにより、若者の心の拠り所なくなってしまったり、関係性が途切れてしまうことを懸念。そして自宅待機が長引くにつれ、実際に若者から「家にいるのがしんどい」「新学期になっても先が見えず不安」という声が多数寄せられ、今回【オンラインサンカクハウス】の活動を始めることとなりました。
これまでの活動
「ネット環境がないから、参加できない…」
【オンラインサンカクハウス】の活動をしていくにあたり、最初に始めたのは、若者たちへのネット環境に関するアンケートの実施。そしておよそ半数が Wi-Fi や PC 等のネット利用のための環境が不足していることがわかりました。
そこでサンカクシャでは、4月7日より必要な若者へ無償で機材の貸出とネット環境の整備を行いました。
いざ、オンラインサンカクハウス、始動!
そして今週、4月13日(月)より本格的にオンラインサンカクハウスの活動がはじまりました。
活動は大きく3つ!
1:オンライン上で、スタッフや利用する若者同士が気軽に集える場
「進路相談会」や、スタッフと若者が入り混じって白熱する「オンラインゲーム部」、スタッフと連絡が取れるライングループなど、対面で会えなくてもいつでも簡単にコミュニケーションが取れる場です!
2:PCスキル向上など、“働く”に繋がる講義や研修プログラム
外部講師を招き、「タイピング部」などの基礎スキルから、「ウェブ広告部」「デザイン部」など一歩チャレンジする内容まで、様々な“働く”に繋がる学びの機会を用意。5-10人程度の少人数グループで、毎回オンラインでも賑やかな学びが展開!
3:自宅でもできるアルバイト
PC上で指定されたデータを入力するアルバイトなどを、希望者が実施できるように用意しました!
これまでの事業成果
こんなときだからこそ、サポートは途切れてはいけない…。
はじめはウェブ会議システムにまごまごしていた若者たちも、すぐにいつもの賑やかさを取り戻し、すでにオンラインでの活動を楽しみはじめているようです。
しかし、「アルバイトがなくなって生活に困窮している」という相談は増えており、現在はオンラインでできるアルバイトを増やすべく、連携できる企業を探しているところです…!
こんなときだからこそ、途切れず必要なサポートを作っていくため、皆さまもお力をお貸しください!ご支援、ご寄付お待ちしております。サンカクシャと一緒に若者を応援していきましょう!