私たちの取り組む課題


課題を抱える前からの、誰もが自然につながれる地域の居場所が不足しています。
近年、子どもや子育て世帯を取り巻く課題は、多様化・複雑化しています。
・子育ての孤立
・地域とのつながりの希薄化
・困りごとが表面化しにくい環境
そして「支援が必要な人」と「そうでない人」を分けてしまう構造が生まれています。
一方で、課題を抱えているかどうかに関わらず、
すべての子どもと保護者が自然に関わり合い、信頼関係を育むことができる場は、
地域の中で年々少なくなっています。
私たちは、支援が必要な子どもや家庭を対象とした取り組みを否定するのではなく、
その手前で
誰もが日常的に関われる関係性の土台を地域につくることが重要だと考えています。
なぜこの課題に取り組むか


特定の課題に特化した支援団体は数多く存在し、いずれも重要な役割を果たしています。
一方で私たちは、「今は困っていない人」も、いつか困難を抱える可能性があるという視点を大切にしてきました。
課題を抱える前の段階で、子どもや保護者が自然につながれる場は限られており、
課題の有無に関わらず、誰もが同じ場に参加できる機会は年々少なくなっています。
かつては、地域の子ども会などが、支援の対象を分けることなく、人と人が日常的に交わる場を担ってきました。
さい子ども会も、そうした地域団体の一つとして活動を続けてきましたが、
担い手不足や運営体制の変化により、従来の仕組みだけではその役割を十分に果たすことが難しくなっています。
だからこそ私たちは、
誰かを「支援する側/される側」に分けるのではなく、子ども・保護者・地域の人が同じ立場で関わり合い、
自然に支え合える関係性を育むことを大切にしています。
長年、地域に根ざした活動を続けてきたさい子ども会は、学校や家庭、行政とも異なる立場から、
子どもと保護者の声に日常的に触れてきました。
その経験があるからこそ、困りごとが大きくなる前に気づき、必要な支援へとつなぐ「前段の役割」を担えると考えています。
現在はその取り組みをさらに広げるため、
フランスの「地域の家(メゾン・ド・カルティエ)」の考え方を参考にした新たな居場所づくりにも挑戦しています。
特定の地域だけに限定されず、より多くの子ども・保護者がアクセスできる場をつくり、
小さな変化や違和感を早期に受け止め、適切な支援へとつなげていきたいと考えています。
支援金の使い道


皆さまからのご支援は、子どもと保護者が課題を抱える前から自然につながり、安心して関われる居場所を継続するために、大切に活用させていただきます。
① 地域の家(カルティエ・うの)の継続と発展
皆さまからのご支援は、地域の家「カルティエ・うの」を、誰でも安心して立ち寄れる“開かれた居場所”として続け、育てていくために活用します。
・中高生が主体となって企画・運営するイベントや活動の実施
(「やってみたい」を形にする小さな挑戦を支えます)
・助成金の対象外となる運営費用や、助成期間外の継続費用
(助成だけでは支えきれない“日常”を下支えします)
・誰でも参加できる居場所を維持するための環境整備
(年齢や立場、課題の有無に関わらず関われる場を守ります)
・活動をより良くするための試行錯誤や改善の取り組み
(参加者の声をもとに、内容や運営方法を見直しながら育てていきます)
*助成金だけでは届かない「ちょうどその間」を、寄付というかたちで支えていただくことが、この居場所を続ける力になります。
② さい子ども会の運営基盤づくり
こうした包括的でインクルーシブな活動を継続するためには、日々の運営を支え、担い手が無理なく関われる体制づくりが欠かせません。
皆さまからのご支援は、次のような運営費にも活用させていただきます。
・活動拠点となる事務所の確保・家賃
・人件費(大人の有償ボランティア)
・団体を安定して継続するための環境整備
特定の事業だけでなく、団体全体の基盤を支えていただくことで、子どもや保護者の小さな変化に気づき、必要な支援へとつなぐ
「課題が深刻化する前の前段の役割」を果たし続けることができます。
皆さまのご支援が、子どもと保護者、そして地域全体を支える力になります。

