私たちの取り組む課題
日本では家族と一緒に暮らせない子どもが約45000人。子どもの約500人に1人です。
そんな子どもたちが、少しでも頼れる人と繋がれる社会に近づけるために
保護前の子どもたちの子どもホームステイと、
保護されたあとに同じ地域に住み続けられる
短期里親の普及啓発の2つの活動をしています。
1つ目は「近所deすごし隊」という
親子がお互いに少し距離を取りたい時に、子どもが自宅の近所の協力家庭で過ごすことができる事業です。
シェルターや保護所にまで行かなくても、でもちょっと今距離を置くことで
暴力の被害を低減できたり、保護されるまでには至らずにすむ子どもがいます。
2つ目は「里親広め隊」という、
親子が家族として一緒に暮らせなくなった時に、子どもと一緒に生活をしてくれる里親さんと、その理解者を増やす事業です。
近くに里親さんがいると、家族と暮らせなくなっても同じ学校にそのまま通うことができ卒業できたり
今までつながっていた友達と離れずに生活をおくることができます。
こんなふうに関わってくださる、短期の地域里親の普及啓発をしています。
なぜこの課題に取り組むか
親から虐待を受けていて児童相談所に保護される時、
子どもの安全を守るために、保護所や施設に行くことがほとんどです。
「どうして、お父さん、お母さんが私を叩くのに、
私が家を出なきゃいけないの?お父さんたちを出したらいいのに?」
子どもが悪いわけではないのに、連れて行かれてしまいます。
一時保護所に行く場合、
学校にも通えず、外へ一歩も出られなくなります。
施設へ入っても、学校も変わり、友人関係も一から全て作り直しです。
保護されてからどれだけ環境を整えようとしても、
もう親にはなかなか会えない・・・
「親は嫌いだけど、でも、それでも、ずっと会えないのもな。親だしな。」
と話す子どももいました。
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保護されて親と引き離される前に、
子どもたちを応援したい。それが私たちの活動の始まりでした。
寄付金の使い道
親を頼れない子どもや、保護された子どもは、親からの資金援助がありません。
「困っています。この社会を変えてください。」と訴える代弁者になる大人が必要です。
RACはそんな大人を増やすために、普及啓発のイベントや、
子どもホームステイの受け入れ家庭の研修・運営を行っており
その活動資金の一部とさせていただきます。
緊急で家を離れて安全な場所へ行く必要ができた時、
困っているご家庭からお金を取ることはできません。
そんな時にあなたの3000円で子どもが安心して一泊をすごし、
ご飯を食べることができます。