私たちの取り組む課題
- 分断と孤立の拡大
- 世代間・地域間・文化間でのつながりが希薄になり、高齢者の孤立、若者の孤独、不登校や引きこもりなど、社会的孤立の問題が深刻化している。
- 子ども・若者の育ちの困難
- 経済格差や家庭環境の影響により、教育や健全な体験の機会に格差が広がり、子どもたちが将来に希望を持てずにいる。
- 多様性への無理解と排除
- 障がいのある人や外国ルーツの人たちへの社会的理解が不十分で、共に生きるための環境整備が遅れている。
- 地球環境の危機と行動の遅れ
- 気候変動や自然環境の劣化が進む中、一人ひとりの行動変容にはまだ距離があり、持続可能な生活スタイルの普及が追いついていない。
- 災害・紛争・貧困などの国際的人道課題
- 戦争や災害による被害、貧困に苦しむ人々が世界中に存在しているが、身近にその実情を知る機会は少なく、支援や共感の輪が限られている。
なぜこの課題に取り組むか
孤立の拡大に対して
→ YMCAは「すべての人のいのちと尊厳が守られる」ことを使命としており、人と人とのつながりの中でこそ尊厳が実感されます。だからこそ、孤独や分断に対抗し、世代・背景を超えた関係性を育む地域づくりに取り組んでいます。
子ども・若者の未来が閉ざされつつあることに対して
→ YMCAは「共に育ち合う」ことを大切にし、すべての子どもが希望を持って成長できる社会を目指しています。貧困や不登校などによって奪われた学びや体験の機会を取り戻すことは、使命の中心です。
多様性への理解の不足に対して
→ YMCAは「だれもが受け入れられる包容的な社会」をビジョンとして掲げており、障がいや国籍などに関係なく、すべての人が自分らしく生きられる場づくりを進めています。違いを力に変える教育と実践を行っています。
環境問題の深刻化に対して
→ YMCAは「持続可能な社会の実現」を使命に含めています。自然と人間の関係を見つめ直し、日々の行動や教育を通して、小さな意識の変化から未来を変える取り組みを進めています。
世界の痛みへの無関心に対して
→ YMCAは「地域と世界をつなぐ」組織です。災害支援や国際交流、人道支援などを通して、「遠い世界の誰か」の問題を「自分ごと」として感じ、行動できる人を育てています。それが平和の土台になると信じています。
寄付金の使い道
学習活動の運営費、外出や体験の交通費、子どもたちの挑戦を支える備品費、人件費に活用します。