私たちの取り組む課題
毎年25万人を超える修学旅行生が被爆地長崎を訪れます。
被爆から75年以上経ったいま、過去を学ぶだけでなく、
未来のために行動するためのプログラムが求められていますが、
そういったプログラムは長崎には多くはありません。
また長崎ではたくさんの高校生が「平和活動」に取り組んでいますが、
そのほとんどがボランティアによって成り立っていることもあり、
高校卒業後には活動を続けたくても辞めざるをえないという現状があります。
平和へのアプローチも様々です。
長崎で平和というと核兵器廃絶をイメージすることも多いですが、
世界には様々な社会課題があり、本当の平和を目指すには
その課題解決のために取り組む人を育まなくてはなりません。
そのような背景から、
私たちは長崎を訪れる国内外の方々への
体験学習の提供<Peace Tour>と、
長崎の若い世代を対象とした
人材育成<Peace Academy>の、
2つの事業に取り組みます。
TourとAcademyの両輪で取り組むことで、
社会課題解決のために行動する人を持続的に育みます。
なぜこの課題に取り組むか
理由①:時代の変化に対応した新たな学習プログラムの不足
年間29万人を超える修学旅行生が被爆の歴史を学ぶために長崎を訪れますが、被爆者の平均年齢が85歳を超えるなかで、歴史をどう学び、未来に活かしていくのかが課題となっています。アクティブラーニングや探究学習が重要視されるなど、教育環境も変化するなかで、参加者の能動性を引き出すことができるプログラムが求められています。
理由②:被爆地における戦災の実相の、継承活動を持続可能に
長崎ではいまも多くの人たちが、被爆の実相を継承するための活動に取り組んでいます。今後も活動を継続していくための、持続可能なビジネスモデルが求められています。
理由③:社会の担い手の育成
長崎が求めてきた平和は、核兵器の問題だけでなく、様々な社会課題を解決しなければ実現することはできません。地球環境や世界情勢がめまぐるしく変化する中で、理想の社会について自分なりに考え行動を起こす、これからの社会の担い手が求められています。
寄付金の使い道
◎Peace Academyの運営費
Peace Academyを運営する際にかかってくる、講師謝礼、会場費、運営スタッフ人件費などに使用させていただきます。
◎Peace Academyでうまれたプロジェクトの伴走支援
Peace Academyでは卒業課題として、ひとりひとりがソーシャルアクションを企画し実行します。アカデミーを卒業後もそのアクションを継続すべきと判断したものに関してはPeace Education Lab Nagasakiとして取り組みを支援したいと考えており、そのサポートのための費用として活用させていただきます。
次代を担う若手育成にあなたの力を貸してください。